今日の昼食のはじまりはいつもとは少し違いました。
ステージに立った中等科3年生は「今日の食卓に並んでいる豚肉は、「産業」の授業で育てたものです。」と報告しました。
食事の席に入っていたお客様(本校ではお客様にもお食事の席をともにしていただけます)からはどよめきが起きました。
生徒たちはすでに何度も経験していたことですが、3年生の「生命に感謝していただきましょう」との呼びかけに、
少し神妙な面持ちになっていました。

いま、豚舎にはあらたに2頭の子豚が入荷され、中等科1年生と3年生が面倒を見ています。

「自然に触れる」「生命に触れる」「社会に触れる」この3つが、思春期の多感な男子生徒が成長していくうえで
欠かせないものだと私たちは考えています。
思い通りにはいかない、また決してもの言わぬ生命を育てるという困難な体験を通じて、生命の循環を学び、
感謝する心を養ってほしいと願っています。

  

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