本校は創立以来、本校に対してなにかしようといつも考えてくださる数多くの卒業生によって支えられています。
在校生だけでなく、卒業生も含めて家族のように成長していくあたたかな学校の姿があります。
9日、高等科1年生の教室に3名の若い卒業生が訪れました。
『生き方を考える』と題して1年間さまざまな取り組みをしてきましたが、
今年度最後の機会として、20代の卒業生の等身大の姿に触れることで大人になることについて
考えようと学年で企画したものです。
職種も卒業後の生き方もそれぞれ全く異なる3人の方が赤裸々に語る姿を見て、
生徒たちは今まで固定概念として持っていた『大人』というイメージが変わっていったようです。
「内部進学をどうしようか悩んでいる」という切実な質問から、給与や恋愛、結婚といったざっくばらんな質問まで、
卒業生の方にはまっすぐに答えていただき、あっという間に2時間が過ぎました。
終了後に全員で書いた振り返りには、
「大人になるのも悪くないかなと思った」
「子どもから大人になってからが本当の人生の始まりだと思った」
「大人はガマンすることだらけだと思っていたが、そうではなくそれなりに楽しいということが思えた」
「悩んでいた将来のことについて少し希望が見えた」
などと、これから生きていくうえで成長の機会になったことが分かる嬉しい内容が記されていました。