本校では、中等科3年生になると、生命について学びを深める「産業」の時間があり、 畑・果樹・養豚・養魚・きのこの5つのグループに分かれて意欲的に生命あるものを育てています。
本日、養豚グループが2月20日から約4ヶ月間育ててきた2匹の豚を出荷しました。
昼食後、養豚グループのメンバーが豚舎前に集合し、トラックへの積み込みの準備をしました。
豚がトラックから逃げ出さないように、鉄パイプと板を用いて柵を作成し、豚舎からトラックの荷台までの道を木材で覆いました。
生徒は「今日でお別れだから綺麗にしてあげたい」と今まで育ててきた豚に丁寧にブラシをかけていました。
養豚グループの生徒は今日の出荷に備え、産業の時間を利用して小屋からトラックの荷台までスロープを作成しました。一生懸命作ったスロープの効果もあり、小屋の鍵を開け先生が手を叩くと、豚はスムーズにトラックの荷台に歩いていき、30秒ほどで積み込みが完了しました。
生徒たちは、荷台に乗った2匹の豚に「今までありがとう」、「美味しい肉になって帰ってこいよ」などとそれぞれが感謝を述べていました。
本日出荷した豚は、昼食で出され、皆でいただきます。