国語は好きだけど、古典は苦手…そんな生徒も多いはずです。
高等科1年生の本日の授業では、寮歌の歌詞を分析しながら漢文の基礎を学びました。
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入学するとだれもが必ず覚え、普段から何気なく歌っている寮歌は、幕末の教育者広瀬淡窓の漢詩がもとになっています。
「休道他郷多苦辛
同袍有友自相親
柴扉暁出霜如雪
君汲川流我拾薪」
いざ書き出してみると、返り点や送り仮名であふれているこの寮歌を、本日の授業では「歌」としてではなく、「漢文」として捉えました。
身の回りのものが、教科とつながっている。
このような「日常生活の中に学びあり」の姿勢に、自由学園の教育に対する理想が表れています。