冬休みに、教員と有志の生徒が集まり、もっと授業を発展させるために話し合いを行ないました。
話し合いのポイントとして使ったのは「システム思考」という考え方です。
目の前の問題や不満だけをとりあげるのではなく、その背景になにがあるのか、
どこにてこ入れをすれば本質的に改善していくのか、問題解決の思考法も学ぶ時間となりました。
まず、授業の現状から連想したキーワード(問題点など)を付箋に書き出し、
ホワイトボードに張り出して分類しました。
次にそれらの関連性を示す「ループ図」を作成し、レバレッジ・ポイント(てこ入れのポイント)を探っていきました。
それらをもとに、「基礎学力の向上」や「生徒のやる気」などの具体例に焦点を当てて議論を交わし、3学期にグループごとに発表することになりました。
生徒たちは、普段思ってる「授業に対する不満」や「もっとこうしたら良くなる」という意見を積極的に出してくれ、今後より良い授業をつくっていく一歩を踏み出すことができました。
中3から高3まで、なかには2時間近くかけて学校まで来てくれた生徒もおり、授業をよりよくしたいという思いの真剣さに触れる機会ともなりました。
年始の職員会議では、この生徒たちの思いを受けて、よりよい授業づくりのために話し合いを行っていく予定です。