自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
進学試験を終えた中等科3年生も修了する3月22日まで毎日登校し、学びを深めます。
中等科の課程修了を控えた中等科3年生は、築地場外市場に程近い「すしざんまい」調理実習室で、
寿司作りの講習会を受講しました。
講習会では、寿司飯の作り方、鯵(あじ)を三枚におろすさばき方等を習い、
最後に巻き寿司、握り寿司の握り方を習い、自分で握ったお寿司をお昼にいただきました。
ワサビや生姜を使う意味を講師の先生から尋ねられた時は、
学校の「生態学」の授業で「フィットンチッド」についてちょうど学んでいたところなので、
めいめいが元気よく得意気に回答していました。
講師の先生からは、
「配付されたテキストを見ながら調理するのではなく、最初の模範調理を集中して見て、
しっかり解説を聞き、自分で試すことが大切だ」
とお話ししていただいきました。
講習は、寿司においての黒(海苔)、白(米)、緑(キュウリ)、赤(マグロ、海老)、黄色(玉子)といった
五色の色彩の重要性と配置の仕方にも及び、有意義なものでした。
中等科課程修了の節目を控え、自ら握ったお寿司でお祝いの季節に花を添えることができました。
