今週2月18日から高等科1年生を対象に、機械式腕時計を分解して再度組み上げる「腕時計の分解・組立」実習が始まりました。
実習に用いる時計はセイコーの「7S系」と呼ばれる10気圧防水のダイバーズウォッチで、
今回は裏面がガラスで内部が見えるスケルトンタイプも加わりました。

 
本校では実物に触れ物事を原理から学ぶことを重視しています。
この実習は様々な技術の結晶といわれる機械式腕時計の分解組立を通じ、
その世界の一端に触れる特別実習です。

指導者は卒業生の荒木斎氏(男子部44回生)他、3名の技術者の方々です。
今年度は事前に歴史、化学、数学、保健体育、音楽などの授業の中でも、
「世界の暦」「1秒の定義」「音符と時間」「ゾウの時間とネズミの時間」など「時間」に関する学習を行ったうえで、実習を迎えました。

「小さなネジが床に落ちると探すのが大変」という話から、生徒たちは実習前日には教室の徹底掃除を行い、床にWAXを塗り重ねていました。

実習初日は、一日かけて針や文字盤、さらにその下のカレンダー機能等の部品をすべて外しました。

よい緊張感の中、集中して作業が進んでいます。


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