自由学園男子部は全国から生徒達が集まり、寮生活を営んでいます。
今日は高3の壮行会が学校で行なわれ、全国各地から保護者の方々がいらっしゃいました。
修了生全員が皆の前で謝辞を述べることも、1学年1クラスの本校だからできることです。
苦しい時間を過ごしたことを吐露した生徒、部活や友人との思い出を語った生徒、
入学当初の日々を振り返った生徒など多くの言葉が語られましたが、
クラスメイト、両親、教員への感謝を皆が口にしていたのが印象的でした。
中等科入学の生徒のなかには6年間親元を離れて生活していた生徒もおり、
温かく見守ってくれたお母さん、お父さんに、はにかみながら感謝を伝えていました。
そして、高等科2年生の委員長から卒業する3年生への言葉が述べられました。
「男子部生としてあるべき姿を見せていただいた。卒業しても格好良い人でいてほしい」と、先輩への感謝と激励の込められたメッセージがおくられました。
その後、修了生が父母に向けて歌のプレゼントをしました。
それぞれがこれまでの生活を振り返りながら、心を込めてワーグナーのタンホイザーを歌い、涙ぐまれるお母様もいらっしゃいました。
列席者全員で校歌を歌い、父母も交えた記念撮影をしたあと、夕食会として親子でお弁当をいただきながら楽しく歓談を行いました。
終始和やかな雰囲気で行われた壮行会でした。
高等科3年生が修了するまであと9日、彼らは毎日登校して最後まで本校の学びを学び尽くします。