本校の上下級生のつながりには、特別な意味合いがあります。
寮の責任を担う高等科3年生は、小学校を卒業して入学したばかりの中等科1年生と1年間生活を共にします。
17、8才の高等科3年生が、まるで親がわが子を育てるように苦労と愛情を注いで、立派な中学生に育てます。
彼らはお互いを『1年生』『6年生』と呼び合い、その絆はお互いが卒業しても消えることはありません。
(寮の生活についてはこちらから)

5年の月日が過ぎると当時の高等科3年生は大学4年生となり、当時の中等科1年生も高等科2年生になります。
自由学園最高学部に進学した学生は、20日に卒業式を迎え、社会に巣立って行きます。
前日にあたる19日、中高の食堂に新卒業生が集い、在校生徒と昼食を共にしました。

(当日の様子はこちらから)

その昼食は彼らが関わった『1年生』の父母12名が、感謝の思いを込めて作ってくださいました。
なかには、お食事作りのためだけに関西や東北から来てくださる方の姿もあったほどです。

委員長の高等科2年生は、祝辞を述べる際に『1年生』だったころを思い出し、つい感極まってしまいました。
いくつになっても色あせないたくさんの思い出と、温かく見守ってくれる先輩の存在に勇気づけられ、
来年度には彼らが新しい『1年生』を迎えます。

自由学園男子部中等科・高等科では、4月21日(土)に学校説明会を開催します。

 

ページ
TOP