本校では、生徒が自分たちで問題を解決していく姿勢を大切にしています。
学年や学校全体で話し合って問題を解決していく「懇談」はその姿勢が発揮される大切な場です。
(懇談についてはこちらから)

一方で民主的に問題を解決していく仕組みが生徒たちのなかに根付いていくための様々な教育的な取組みを行なっています。

26日にはピースフルスクール教育の第一人者でいらっしゃる日本教育大学院大学の熊平美香先生と福嶋史先生を講師としてお招きし、今日一日、懇談についての勉強の機会を持ちました。
午前中は、中等科1・2年生へ懇談についてのレクチャーをしていただきました。
レクチャーの始めに、「創立者は民主的な社会を目指していた」「多様な人が、安心して共生できる社会を築くことが民主的な社会の目指すべき方向である」「本物の民主的な社会とは、対立に基づく社会である」というお話があり、提示された様々なテーマについてペアになって考えました。

その後、中等科3年生から高等科3年生まで各学年で実際に行なわれていた懇談の様子を見ていただきました。

 

午後には、各学年の懇談の係(司会)が集まって、熊平先生と福嶋先生にコーディネートしていただいて
懇談をどのようにしていきたいか考える機会を持ちました。
生徒から「なかなか発言してくれない」などという現状が報告されると、
お二人の先生から「発言のないときでも、人は考えている」
「話しながら考える人と、考えがまとまってから話す人もいる」
というお話がありました。
民主的な意思決定を行なうためには、
「意見を持つ」「根拠を持って議論する」「誰か他の人の立場に立ってみる」「妥協する」「同意しない人を尊重する」「批判的思考」
という6つのキーワードが大切だと教えていただき、実際にそれらをどう用いればいいのかみなで考えました。
これまでの話し合いのあり方を見直し、今後の問題解決のあり方について考える機会になりました。

 

熊平先生と福嶋先生に、この場を借りてお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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