自由学園では毎年の初夏に、中等科と高等科に分かれて団体登山を行なっています。
60数年の伝統を誇るこの行事は、3年生を中心とした組織が新年度が始まってすぐに準備にかかり、
生徒全員がトレーニングやミーティングを重ねて心身のコンディションと結束力を高めていきます。
今年度、高等科は甲斐駒ケ岳(標高2967m)と仙丈ケ岳(標高3033m)の2つのピークを目指しました。
2泊3日で2つのピークに挑戦することは過去にも例のない試みで、入念に準備を重ねて6月6日の本番を迎えました。
(準備の様子はこちらから)


当日は、体調不良等での欠席者数名を除く全生徒が山小屋に宿泊し、3学年での団結して山に向かいました。
1日目の様子)(2日目の様子)(3日目の様子

3日目の最終日には快晴の空の下、無事に仙丈ケ岳登頂を果たすことができました。

山頂からは、北は乗鞍岳、槍・穂高連峰、東には八ヶ岳、南には北岳・富士山と、日本の名峰を一望することができ、
苦しみながら登頂を果たした生徒たちも歓声を挙げていました。

 
(山頂に向かって連なって進む)           (山頂より北岳・富士山を望む)                 

(山頂にて伝統の「男子部賛歌」を歌う)


8日の17時過ぎに全員が無事に帰校しました。
生徒たちは口々に「疲れた」と言っていましたが、3日間を終えたことへの充実感もまた
感じているようでした。
翌日に反省会と各々の報告書を書く機会を設け、この学びをしっかり締めくくりたいと考えています。

2日間大人数の団体を泊めてくださった長衛荘の皆様や、
お支えいただいたすべての方に感謝申し上げます。

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