自由学園の体育会系部活動は、近年、決して強豪と呼ばれるような結果は残せていませんが、
大多数の生徒が部活に所属し、ひたむきに努力を続けています。
いったい彼らのエネルギーの源はどこにあるのでしょうか。
(各部活動についてはこちらから)

卒業生にプロ選手は現在いませんが、
ドイツ代表や日本代表のトレーナーとして活躍されている咲花正弥さんや、
柏レイソルでスタッフとして活躍されている宮本拓巳さんをはじめ、
さまざまな場面でスポーツと関わっている方がいらっしゃいます。
また、社会人チームなどで生涯に渡ってプレーヤーとして活動する方が多くいるのも特徴です。

卒業後もスポーツに関わり続けたいと思えるような効力感や達成感が、
本校での活動を通じて醸成されているのではないかと、私たちは考えてます。

また、いつになっても仲間として再会できるようなOB会のバックアップも強固なものです。
スポーツを通じた縦のつながりは、就職など具体的な面でも、もちろん精神的な面でも、
現役の生徒や学生を温かく支えてくださるものです。
先日もバスケットとサッカーのOB会によるフェスティバルが行なわれ、部員とOB・OG、
そのご家族などが集い、それぞれ100人以上の大きな会となりました。
(当日の様子はこちらから)

毎年この集まりを励みにランニングなどをされている年輩のOBの方もいらっしゃるそうです。

そのような、生涯を通じてスポーツに親しみ、いつまでもひたむきな気持ちを忘れない先ぱい方の姿が、
生徒達にはよい伝統として伝わっているように思います。
そしてそれが、目先の結果に一喜一憂せず努力を続けるための、原動力になっているのではないでしょうか。

スポーツの競技性だけを見れば、結果の優劣が全ての評価基準になりますが、
スポーツの持つ可能性は、決してそれだけではありません。
90年の伝統を築き、一貫教育・少人数教育での密な関係性を有する自由学園だからこそできる、
スポーツの新たな可能性の創造を、私たちは本気で信じて探求していきます。

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