現在本校では、来週の火曜日から行われる2学期末の試験に向けて、盛んに勉強が行われています。試験開始の1週間前には、部活動が停止となり、勉強に集中する期間が設けられます。

本校では、生徒の間で勉強を教え合う「学び合い」学習を大切にしており、試験前には、様々なところで勉強会が開かれます。
本日はその中から、本校の生徒の半数がクラス東天寮で行われている勉強会(Sプロ)について紹介します。

【Sプロとは】
寮の午後7時から始まる100分間の「集中勉強」中に行なわれる勉強会です。主に扱われる科目は英語と数学で、高等科の勉強自慢の生徒たちが中等科の生徒たちに勉強を教えます。後輩たちが勉強を見てもらい理解を深めるのはもちろんのことですが、先輩たちも、教えることを通して理解を深め、教える立場から学ぶことの意義を感じ取っていきます。

【学習指導を行った生徒の感想】
「教えることの難しさを認識した。」「自分では理屈がわかっているのに、それを教えるのはかなり苦労した。」「私が受け持ったのは中等科1年生で、教科は数学だった。教える側として気をつけたことは、みんなが本当に理解しているかどうか、一つ進むごとに確認することだった。そして「わかったかな?」とこちらから呼びかけてみて、返事をしていない者などにはもう一度その場で個人的に呼びかけ、遅れる者がいないように気を配った。最後のSプロ終了後には、受講していた1年生たちがホワイトボードに『ありがとうございました』などと書き置きをしていてくれて心が温まった。」
生徒はこのような活動を通して、自分の点数の伸びだけを求めるのではなく、互いに成長し合うことの喜びを感じ取って行きます。
是非皆が残りの期間精一杯学び、良い結果が出せると良いです。

〈中等科一年生-理科の授業〉
 
〈Sプロ〉

 

 

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