本校では、夏休みが終了した2学期始業式の終了直後に、生徒たちが学年ごとにバスに乗り込み、北軽井沢や山中湖をはじめとする自然豊かな場所へ「修養会」にいきます。「修養会」と呼ばれる3泊4日のこの行事では、「読書」「レクリエーション」「懇談」といった盛りだくさんの予定が組まれます。そしてその中で、2学期に向けての目標を定め、みんなの気持ちを一つにそろえて、2学期の寮や学校の生活に向かっていきます。
今年度の高等科1年生の修養会は他学年とは異なり、本校施設の東天寮に宿泊して行ないました。
今回のテーマとして「地域に関わり、社会に関わる」ことを掲げ、
近隣の福祉施設に出向いてボランティア活動をさせていただいています。
初日の今日は、特別養護老人ホーム「シャローム」の安河内さんにお越しいただき、
ボランティア活動の実際と、心構えについてお話しをしていただきました。
午後はさっそく各施設に分かれて移動し、夕方まで体験をさせていただきました。
夕食後には馬場一彦東久留米市長にお越しいただき、市の福祉や経済の実情から、
市長ご自身が今の職に就かれるまでのご経験まで、生徒たちに語っていただきました。
高齢の方や障がいをお持ちの方と接することが初めての生徒もおり、
戸惑ったり不安を感じたこともあったようですが、
そのなかでも多くの学びや喜びがあったことを、振り返りの場では共有することができました。