山岳ワンゲル部では2018年度まで毎年「春島合宿」と称して、伊豆諸島の島々を訪れ、その島の山に登り、自然や観光名所を楽しむ行事を行っていました。コロナ禍以降一度も実施できていませんでしたが、5年ぶりの開催です。

中1から高3生まで総勢33名で竹芝の夜行客船に乗って出発しました。

春島経験者は今の高3生だけで、ほとんどの部員が初めての夜行船です。夜の東京湾の景色や船内での時間を楽しんでいました。

翌朝の合宿2日目、新島は雨風混じる曇天の空模様でした。山行中には何度も雨に降られ、秋山合宿は大雨で中止。今年は本当に雨に悩まされる一年でしたが、部員たちはその分逞しくもなったようです。キャンプ場でテントを設営し、トレッキングコースに向けて出発しました。

絶景ポイントの石山展望台は本来であれば、新島の空と海、港が一望できる場所です。今回は雲と雲の間から、かろうじて麓の様子を眺めることができました。

合宿3日目は、さらに天候が悪化。一時はまともに歩くことも難しいくらいの雨と風に見舞われましたが、キャンプ場の方のご厚意でロビーを開放していただき、部員たちはそこで雨風をしのぎながら、テントに異常がないか定期的にチェックをして午前中を過ごしました。雨風が弱まった午後からは島内散策を行い、班ごとに分かれて、温泉や食事を楽しみました。

夕飯は各班分かれての調理。焼きそば、チャーハン、カレーなどそれぞれの班が限られた道具、食材を工夫しながら“キャンプ飯”を楽しんでいました。

合宿最終日は前日までの雨が嘘のような快晴。早起きして海岸線からの日の出を見に行きました。

午前中は自転車をレンタルして班ごとの自由行動。合宿最終日にしてようやく新島の空と海を堪能でき、部員たちも大盛り上がりでした。

崖と崖の合間から海をのぞむ絶景ポイント、海に面した公衆露天温泉など、新島の自然を楽しめる場所がいくつもありました。

午後はジェット船で東京へ帰港。広場にて今年度最後のミーティングです。

卒業する高3生から一言ずつ話をしてもらいました。高3生は4月から新生活、今後の更なる活躍に期待しています。

そして、山岳ワンゲル部も4月から新入部員を迎えて、夏山に向けてのトレーニングが本格始動していきます。来年度も安全第一に、頑張っていきましょう!!

(山岳ワンゲル部顧問)

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