8月24日から28日までの5日間、城北中学校・高等学校では夏季講習会が行われました。その中で私は、中学3年生と高校1年生の合同による「高校数学とJulia言語」という講座を担当しました。数学とプログラミングを融合させた内容であり、参加した生徒は80名を超えました。
普段の授業ではあまり触れることのないJulia言語を使い、数学的な概念がどのようにプログラミング的な思考と結びついているのかを体験することを目標としました。初めての言語に戸惑いながらも、積極的に挑戦し、試行錯誤を楽しむ生徒たちの姿が印象的でした。
5日間のプログラムは次のように構成しました。
• Day 1:Google Colabの紹介・基本計算
• Day 2:関数のグラフの描画
• Day 3:最適化(最大・最小)
• Day 4:データの分析
• Day 5:確率・シミュレーション
それぞれの日に課題を設定し、その中には自由課題も含めました。自分なりに関数を工夫して美しいグラフを描いたり、高度なプログラミングに挑戦した生徒もいました,
講座の終盤になると、教室全体が静かな集中に包まれ、時間を忘れて黙々と課題に取り組む姿が広がっていました。
今回の講習をきっかけに、生徒たちが今後さらに幅広い分野に関心を持ち、自由な発想を広げながら新しい探究へと進んでいってくれることを心から期待しています。
教材も公開していますのでご覧ください。(https://shimizudan.github.io/julia-summer-course/)
校長:清水 団