こんにちは。鉄道研究部です。
今回は、初めての試みとなった、1泊2日の基礎期冬合宿の様子をお届けします(基礎期とは、本校の中学1・2年生の時期を指します)。
これは、昨年度まで中高合同でおこなっていた夏合宿中の企画・〈基礎期プラン〉を、諸事情により、分離独立させたものです。
今回は、その第一弾として、大井川鐵道と天竜浜名湖鉄道とで、それぞれ施設見学を行いました。
12月14日(日)は、大井川鐵道を中心に。
午前中は、金谷から川根温泉笹間渡までSL列車の乗車と、鉄橋を行く汽車の撮影と川根温泉ホテルでの昼食。
大井川鐵道さまのご厚意により、前日にデビューしたばかりの食堂車(準備中)にも入れていただきました。


午後は、市代検車区の見学と、奥大井湖上駅を望む坂での撮影。
線路の間に設置したギザギザと機関車の下にある歯車とをかみ合わせて勾配を上り下りする「アプト式」を採用しているのは、日本ではここだけ。検車区での解説は、部員も顧問も初めて見るもの/知ることだらけでした、検車ピットや運転台にも入れていただき、貴重な体験をさせていただきました。
湖上駅から展望スポットまでの道のりは、目もくらむような高さの鉄橋や、崖に設置された急階段など、思いのほかハードなものでした。そんな中でも、汽車の発着シーンを撮影するため、部員らは一生懸命にのぼり、しっかりファインダーに鉄道風景をおさめていました。




12月15日(月)は、天竜浜名湖鉄道を中心に。
午前中の自由行動のあとは、天竜二俣駅の車両基地見学ツアーです。
1940年に開業した当時のものが今なお現役の転車台や機関庫、それに併設された鉄道歴史館などを、一般のお客様と一緒に見学しました(一般の方の映り込みが多いので、写真は割愛します)。
これら二つの建造物は、近代化産業遺産に認定されており、周囲の施設や建物とあわせて登録有形文化財にもなっています。
もうひとつ、この車両基地を有名にしているのは、あの『エヴァンゲリオン』シリーズの最終作の舞台のモデルとなったこと。作品のファンである部員は、大満足の様子でした。
もちろん、『エヴァ』を知らない部員たちも、車両を載せて回る転車台の迫力や、現在の鉄道の現場では失われた展示物の数々に、興味津々の様子でした。





以上、はじめて〈基礎期プラン〉を独立した合宿として展開した様子を、報告しました。
この経験が、部員たちの模型製作や記事執筆などの活動に、今後活かされていくことを願っております。
(鉄道研究部 顧問)





































