1月18日(土)、府中の森芸術劇場で行われた「第53回東京都中学校アンサンブルコンテスト」に、女子聖学院中学校吹奏楽部から木管五重奏チームが出場し、見事”金賞”を受賞しました。

金賞を目指して3ヵ月かけて練習してきた中学生5名ですが、本番1週間前にメンバーのひとりがインフルエンザにかかり不安な日々もありました。しかしながら仲間ひとりひとりの大切さを、改めて実感することができました。ようやくコンテスト3日前にメンバー全員が揃うも、アンサンブルが上手くいかずやる気だけが空回りする場面もありました。前日の部内発表後には、思うように吹けなかった生徒たちの瞳には涙が溢れていました。そんな中、高校生の先輩たちがひとりひとりに歩み寄り、肩をたたいて励まし、具体的な音楽アドバイスを与えている姿が印象的でした。

本番当日、昨日とはうって変わって笑顔で集まった5人たち。出発直前の練習では、とても美しい音色がチャペルの隅々にまで響いていました。演奏曲は「落ち葉の舞う季節」。昨年の中学生メンバーが金賞を受賞し、日本ジュニア管打楽器コンクール全国大会に出場した曲です。

(昨年のメンバーの演奏はこちら。楽譜出版社の公式参考音源として採用されました。)

https://www.youtube.com/watch?v=ki6GD2uuYjA

昨年のメンバーとはひと味違った音色や色彩感のある演奏は、審査員から「積極的なアンサンブルが感じられる演奏」、「細部に気配りの効いた良い演奏」、「自分の役割の把握がきちんとできています」との講評を頂きました。この日、ふるさとホールで演奏した76団体中、金賞は11団体だけ。仲間と共に努力して得たこの結果は、生徒たちの自信と今後の練習への糧となることでしょう。

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