9月の終わりに、オリーブを収穫しました。
昨年は台風で収穫前にほとんど落ちてしまい収穫ができませんでした。
今年も収穫前に風が強い日があり、例年よりオリーブの実がついていませんでした。
最初のうちはよく見てもどこにオリーブの実があるかわからなく、一生懸命に探しているとだんだん目が慣れてきて、ここにも、あそこにもあるとどんどん収穫していきました。
収穫した後、落ちた葉や枝をお掃除して、生物室に移動しました。

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気持ちのいい青空に恵まれました お手伝いに来てくれた高校生と一緒に
収穫しました
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オリーブの実を一生懸命探します どんどん収穫していきます
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1kgの実がとれました! 清掃をして生物室に戻りました

今回は約1kgのオリーブの実を収穫しました。
その実を洗って、種を抜きます。
種を抜くと途端に色が悪くなるというので、水を張った桶の中に実を入れて変色を防ぎます。

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実を洗って種を抜きます

オリーブの実を収穫した後、どうするかが一番重要です。
オリーブの実はそのまま食べることができません。
試しに食べた生徒たちが何とも言えい渋い顔になっていました。

オリーブの実の渋ぬきの方法はいろいろあるそうです。
日本でも外国でもほとんどの場合、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で渋を抜くそうです。
ただ、水酸化ナトリウムは強アルカリで危険性があります。
ほかの方法をいろいろ調べて過去に挑戦してみたところ、水と塩水は毎日水を取り替えるので手間がかかり、塩漬けは渋抜きのあと塩分を抜いてからでないと使用できず使い方が難しかったです。

今回は、小豆島にある山田オリーブ園というところのHPに書いてあった方法を2つ挑戦してみました。(レシピはこちら)

【1】みそ漬け
みその麹菌で渋を抜く方法だそうです。作り方は簡単で、種を抜いたオリーブの実をみそに漬けて2週間待つだけです。
2週間後、試食してみたところ、まだ渋が残っているようで、ちょっと渋いのですがお味噌の塩分の方が勝っていました。

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1日目 14日目

【2】重曹で渋を抜く
これはちょっと手間がかかります。
10日間3%の重曹水でつけて、そのあと、1日目は1%の塩水から始め4日間1%ずつ濃度をあげて2週間目で出来上がりです。
途中8日目で一度試食してみたところ、すでに渋は抜けていました。
そして、2週間後のものは、塩分濃度4%で程よい塩分とオリーブの香りでとてもおいしかったです。
今まで、いろいろ試してみた中で一番おいしかったです。
ただ、これは塩分濃度が低いので、日持ちはしないそうです。

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1日目
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14日目

オリーブの実から、オイルを抽出することが、最終目的なのですが、こちらはさらに難易度が高いです。
オリーブオイルを抽出することを来年の目標としたいです。

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