【JSG English NAVI】では、女子聖の生徒たちがどのように英語を学んでいるか、連載にてお伝えしております。
第4回は、高Ⅱクラスの「アカデミック・ライティング」の授業の様子をお届けいたします。

「アカデミック・ライティング」は、ネイティブの英語教師2名により行われる高校Ⅱ・Ⅲ年生対象の選択授業です。週に1回、2時間連続でオールイングリッシュにて授業が行われます。先週末でテスト期間が終わり、生徒たちは心なしか緊張感から解放された様子で授業に臨んでいます。

今回は1時間目にディスカッション、2時間目はリーディングとライティングを行いました。授業はこれまで行ったことのあるボランティアに関する問いから始まりました。その後、街中のホームレスの人々に対して何ができるかをYes/Noで回答していきました。政府の援助を勧める、食料の供給、住居や仕事の斡旋など様々な支援方法が英語で意見される中、複雑な問題すぎて答えが出せないという真摯な思いを語った生徒もいました。先生からは日本と海外の大きな違いとして、物乞いの存在が話題に挙げられ、生徒たちは社会福祉についてそれぞれ考えを巡らせている様子でした。後半はグループに分かれ、各々の持つ違う内容のshort storyをグループ内で音読発表して、意見を交わしたり分からない部分を助け合いながら要約をしました。

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積極的に考えを話し合います ネイティブの先生とも意見交換します

次の時間は、全員で共通のテキストを1文ずつ音読した後、過去の感情を揺さぶられた出来事の紹介文を作成しました。紹介文作成は次回までの宿題となりましたが、「思いつかないよ~」と頭を悩ませながらも友達と表現の言い換えを提案し合ったりと、それぞれ真面目に課題に取り組み、授業時間内で完成形を提出する生徒も出たりと、生徒たちの学習意欲の高さが伺えました。

今回の授業中、先生から生徒たちへ” How to become a good writer”と投げかけられました。先生の答えは”Become a good reader.”です。2時間目の最初に全員で音読したテキスト内容は、同音異義語による家族間での会話のすれ違いが起きたお話でした。私たちの日常生活でもよくあるように、ネイティブスピーカーでも聞き間違いは度々起こります。しかし音で判別できなくても綴りで区別できることも多くあるように、読み書きは切っても切り離せないものです。生徒たちには今後も意欲的に授業に取り組むことで、良い英語の読み手になると同時に良い書き手になっていってほしいと思います。

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休み時間も談笑したり授業の質問をしたり… 手を挙げて質問することも度々ありました

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