高校1年生有志ボランティア団体(ecomame)は、この度埼玉県志木市にある「志木のまいにちこども食堂」さんでボランティア活動を実施しました。本食堂では、曜日によって提供するものが異なります。生徒たちが活動させていただいたのは、7月5・7・12・14日の火曜日と木曜日を2回ずつ。火曜日は無料配布のお弁当、そして木曜日はフードパントリー(無料食材配布)の日です。食堂に訪れる方々は、子どもから大人まで様々な方が来られていました。私たちecomameの活動では、この訪問活動の前に事前学習として、本食堂代表の山下悦子さんにオンラインでインタビューをさせていただきました。その時山下さんがお話されてた、「本当に困っている人が躊躇なく来やすいように、どんな人でも気軽に来られる場所作りをしている」という言葉を肌で感じた4日間でした。

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4日間、貴重な経験をありがとうございました! 志木のまいにちこども食堂さん前で記念撮影

以下、参加生徒たちの感想から抜粋です。

実際に手伝ってみると想像以上に大変で4人で作業をしていても凄く大変だったので改めてこの作業をいつも1人で行っている山下さんは本当に凄いなと感じました。けれど大変な分、準備が完了した時の達成感はすごく、来てくれた子供たちにお礼を言われる事は本当に嬉しく感動したのを覚えています。(Y.M)

山下さんにインタビューをさせて頂いた日、「最初は1人で始めた子ども食堂も自然と手伝ってくれる人が増えた」というお話や「子ども食堂をやっていて良かったことは近隣の方と仲良くなれたこと」というお話を聞いて、困っている人の役に立つには人との繋がりを大切にすることがとても重要であると感じました。そして実際にお手伝いに行ってみて、私はそれを肌で感じました。また、お手伝いをしていて、みんなに笑顔で「ありがとうございます!」と言って貰えるのはすごく嬉しかったです。(S.S)

「小さい子どもが静かに来て、お弁当や、食材などをもらって、そのまま帰る。」それが私の子ども食堂へのイメージでした。しかし、行ってみると全く違います。もらいに来た方々は、配布する10分前から集まり始めて、すごく長い列が出来ました。気軽に一人で来ている方もいれば、友達と来ていたり、親子と来ていたりなど様々でした。元気に挨拶をしたり、「あ!今日はジャガイモがある~!」とか、「じゃがりこだ~!!」とか、分かりやすく言うと学校の給食をもらう時みたいでした。私の想像していた子ども食堂とは本当に違くてとても驚き、それと同時にそのぐらい気軽に来れる場所があるということは地元の方々にとってとても力になるものなんだろうなとも思いました。もっと子ども食堂がこういう存在だということを沢山の人に知ってもらいたいです。そして、私もこの経験を大事にし、山下さんのような素敵な大人になって、人の役に立ちたいです。(Y.S)

日本は今、「6人に1人は子供の貧困」と言われているのは知っていましたが、正直本当なんだと改めて実感しました。非常に衝撃的でした。みんな明るく笑顔で明るい感じではありましたが、私にはすこし違って見えました。ここに食材を貰いに来なくてはいけない人が、こんなにも身近にいて、この生活を抜け出す事ができない現実があるという事をいろいろ考えすぎて、いつも学校で受験生の方に接客する時のようにうまく接客できませんでした、もうちょっと普通にできるかなと思っていましたが、できないほどに衝撃を受けました。とてもいい経験をさせていただきました。たくさんの人に感謝します。ありがとうございます。(C.N)

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訪れた地元の方とも交流しました 山下さんと一緒にお弁当を準備します
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ボランティアを通して多くの学びがありました 食堂では様々なものを提供しています

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