10月末に行われた、高校Ⅰ年生の総合探究活動を取材しました。

高校Ⅰ年生の探究学習では「選定理由書」を全員が完成させることをゴールとしています。
高校Ⅱ年になってから、実際に論文の執筆を行いますが、高Ⅰの選定理由書では自分が掲げたテーマの選定理由についてまとめます。
選定理由書は単純に「なぜ、そのテーマに興味・関心を持ったのか」を書けば良いわけではありません。

生徒たちは5月頃にマインドマップなどの思考ツールを駆使して、自分のテーマを決めました。その後、情報収集、発表、振り返りなどの様々な作業を繰り返し行なってきたことによって、テーマの捉え方に変化が起こり、その先へと発展させる「流れ」に至っています。

これが「新たに掲げるテーマへの変化/更新」であり、選定理由書は「新たに掲げるテーマへの変化/更新」にいたるまでの自分の思考の展開について解説するレポートとなります。

先週と今週の授業では、この選定理由書の基本構造についての説明が先生からなされ、すでに一年先のメニューに進んでいる高校Ⅱ年生の先輩方が自分の論文テーマについて説明した文章が紹介されました。

これから高Ⅰの生徒たちは800字から1,200字を目安に論文テーマの選定理由書の作成に取り掛かります。
自分で決めたテーマに沿って、探求を続け、考えることの楽しさや魅力を見出していってほしいと思います。

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