4/8(木)、令和3年度1学期の始業式がオンライン形式で実施されました。
副理事長から、横尾康治 新校長が紹介されました。
新しい十文字中学・高等学校を皆さんとともに創る日がスタートしました。

<新校長の本日のメッセージです>

皆さん、おはようございます。
今年度より校長に就任しました横尾康治です。よろしくお願いします。
なかなか生徒の皆さん一人ひとりと話す機会が持てなくて、あまり話したことがない人が多いと思います。できるだけ多くの人と話ができると嬉しく思います。気軽に声をかけてください。

昨年1年間はコロナの影響で学校に登校できなかったり部活が出来なかったりと、ストレスの多い1年でした。コロナウイルスは、今なお猛威を振るっているので、予断を許さない状況です。ちょうど1年前のこの時期と比べると、感染者の「数」は今年の方が圧倒的に多くなっています。1年前は全く得体の知れないウイルスでしたが、今は感染防止のために何に気をつけるべきかが分かっています。今後は感染に十分気をつけながら、できる限り学校生活を再開したいと考えています。そのためには、皆さん一人ひとりが緊張感を持って、この状況を甘く見ないことが大切です。油断すると、すぐに感染が広がるというところがこのウイルスの怖いところです。

この1年、感染拡大を防止するために、人類の叡智を集めて各国でワクチンが開発されました。今なお変異ウイルスに対処するために、開発研究の挑戦は続いています。当初、ワクチン開発は通常最速でも5年はかかると言われていましたが、それを1年で実用レベルまで完成させた開発者の努力には、本当に頭が下がる思いです。

専門的な知識や技能を持った開発者たちですが、自分たちとは違う特別な存在だと思っている人はいませんか?私は決してそんな違いがあると思っていません。開発者の人たちにも、ごく普通の中学生や高校生だった時代があって、どこかのタイミングで、遺伝子やウイルスの研究に目覚め、その世界のプロフェッショナルになったのだと思います。事実、十文字の卒業生も様々な分野に進み、そして世の中の発展のために日々挑戦している人が、たくさんいます。

また、これだけ複雑な世界では、一人の力ではなく、多くの人が協力し合って研究開発が進んでいることにも注目したいところです。友だちと協力し、アイディアを出し合うという経験が、今後大学や社会に出たときに必ず生きてきます。「3人寄れば文殊の知恵」という言葉があります。1人ではできなくても、3人で話し合えば優れたアイディアが生まれるという意味ですね。

皆さんが将来社会に出たときに、無理かなと思って諦めてしまうことがないように願っています。無理だと思ったら、何事も叶いません。まずは、出来ると信じて挑戦することから道が開けていきます。世の中の発展には、挑戦する人がひとりでも多くいることが大事なのです。

今日、皆さんに一番伝えたいことは、「どんなことでも無理だと諦めないで、挑戦してもらいたい」 ということです。挑戦した数だけ成長があります。失敗しても良いのです。失敗したら、そこに花丸をつけてください。一般的には失敗は評価されないものですが、頑張った記録としての花丸ですから、自分の勲章だと思ってください。失敗すればするほど成長するのです。どんどん失敗して欲しいと思っています。

皆さん、今年はどんどん挑戦し、失敗を繰り返しながら強くなっていく年にしましょう。コロナのせいで出来ない、ではなく、コロナだったからこそ成長したといえるように、この1年を充実したものにして欲しいと思います。応援しています。

 

新校長です。
生徒はホームルームで始業式に参加しました。
各クラスの担任と新任の先生方が紹介されました。
代表の先生が挨拶をしました。

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