2017年大学入試 合格体験記

『大事なのは「コツコツ」「決断力」「メンタル」』

北海道大学[総合入試]理系数学重点選抜群〔一般入試〕 合格        A・Hさん

「私は高1のとき漠然と‘自然’に興味があったのですが、将来やりたいことなどは決まっていませんでした。でも自然に関わる学問といえば農学部かなと思ったので、農学部がある大学を調べたときに北海道大学を見つけました。しかも、北海道大学には総合入試という学部(入試)があり、大学1年生の時に文系理系関係なく様々な授業を受けて興味のある学部を決めるという制度が行きたい学部をはっきりと決めていない私にピッタリではないかと思いました。高1の夏休みに東京で行われた説明会に行きました。そのときはまだ迷っていましたが、高2の夏休み大学を見に行った時に雰囲気がとても素敵だと思ったので志望校にしました。

勉強は1年からコツコツとやっていくことが大切だと思います。どの教科(特に数学と英語)も2年まではほぼ学校の授業と予習復習、宿題だけをやっていました。問題集や参考書はどの教科も高2までは学校で配られたものだけで十分だと思います。英語では特に小テストで毎回満点を目指して取り組んでいました。数学はあまり自信のない教科だったので予習をしっかりやっていました。自分の中では<予習→授業>、<学校での授業→1回目の復習>、<学校の宿題や復習→2回目の復習>という風に捉え、予習で分からなかったところを授業や質問でなるべく解決するように心がけていました。生物はなるべくメモを取ったり、切り抜きをノートに貼ったりしてノート一冊で全てを網羅できるようにしていました。あと生物のセミナーという問題集を高2の終わりまでに既習範囲を2~3週やりました。その際、一度目はノートを4~6等分した紙に問題を解き、その問題のページにのりで挟み込んですぐに答えを見られるようにして2,3週目からは紙に書かずに読みながら解くように進めていきました。化学はニューグローバルを使い、何度も解いてできるようになった問題は黒いペンで塗りつぶしていきました。重要問題集は私には難しすぎたので1周だけしてあとはニューグローバルをひたすら解きました。そのおかげで基礎的な問題は解けるようになりましたが発展問題になると全く手が出ませんでした。だから、基礎固めはもちろん必須ですが発展的な問題もある程度身につけておかなければならなかったなと思います。

高3になってからは数学や英語の授業が難しくなり、宿題で手一杯な状態でした。だから、数学は学校で出された教材(練磨とプリント)だけに取り組んでいました。英語はnext stageやターゲットを休み時間にやり、英作文は講習を取り、自宅で「やっておきたい英語長文」のシリーズと英文解釈の問題集をやりました。あと、自分が使いやすいように資料集の切り抜きやメモをノートや教科書に貼ったり、軽くするために参考書を切ったり、友達と地理にかかわる言葉だけでしりとりをしたり、黒板に書いて復習したりとなるべく自分のやる気を維持できるように工夫していました。

受験を振り返って、本当に重要だなと思うことは「やるべきことを早く確実に決断すること」、「最後まで諦めないこと」です。私は非常に優柔不断で、塾に行くべきか否かを1年近く迷っていたり、やるべきことをすぐに決断することができず多くの時間を無駄にしてしまったなと後悔しています。さらに私はメンタルが弱く、センターや私立の試験が終わった後にモチベーションが下がってしまい勉強時間が著しく減りました。そのため自信も全くなくなってしまい、受験しに行ってもどうせ駄目だと考えるようになってしまいました。でも、母親や友達が励ましてくれたので最後まで諦めず頑張ることができました。

高3になると焦ったり不安になったりして勉強に手を付けられなくことがあるかもしれません。そんなことがあっても大丈夫なように高1、高2のうちにコツコツやっておくことが必要だと思います。焦って不安になったときは親や友達、先生に相談したり、体調を整えたりすることも大切です。

受験生活は長く感じますが学校生活はあっという間です。行事や学校生活も思いっきり楽しんで、無理しすぎずコツコツ頑張ってください!!!」

 

「グローバル社会へ向けて一人ひとりに合った進路を実現します」

今年も卒業生たちは難関国立大学をはじめそれぞれの将来の目標に沿った大学・学部に進学していきました。
このところ理系学部に進学する生徒が増えていますが、今年は特に理学部・工学部だけでなく、医・歯・薬・看護系に例年以上に進学していきました。
本校では、これまでも社会に貢献する女性の育成に尽力してまいりましたが、これから彼女たちが生きていく時代は、ますますグローバル化が進み、AIやロボットとの共存も求められる時代になっていくと考えられます。
多様化する社会のニーズに応えられるように、様々な課題を解決していく力だけでなく、様々な価値観の違いも受容できる資質が求められていくことでしょう。
わたしたちはこれからも、一人ひとりそれぞれが希望する進路の実現に尽力してまいります。

 

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