8月26日から2学期が始まり、9月21日・22日には文化祭のクラス部門も無事に終了しました。暑さもひと段落し、学校全体がホッとした雰囲気に包まれています。これから実施される英語検定や体育祭、中間試験に向けて、体調管理を怠らずに乗り越えていきたいと思っております。
また、2学期からオーストリアからの留学生を迎えました。これは1学期の終業式で生徒たちに伝えており、生徒たちも大いに楽しみにしていました。始業式での留学生による日本語の挨拶には温かな拍手が送られ、留学生も嬉しそうでした。留学生の母国語はドイツ語ですが、英語も堪能で、現在は教員や生徒と英語で主にコミュニケーションを取っており、生徒たちの英語学習へのモチベーション向上にもつながっています。さらに、留学生の日本語力向上を目指し、生徒たちは易しい日本語に言い換えて話すことを心がけており、これが生徒たちにとっても日本語を見直す良い機会となっています。
本校では毎年、授業をお互いに見学し意見を交換する「授業研修」が行われております。先週の金曜日に、1年生の「保健」の授業を見学してきました。この授業は週1回行われており、今回は「生活習慣病」についての内容でした。私たち大人にとっては対策が必要なテーマですが、15歳や16歳の生徒たちがどのように受け取るのか少々心配しておりました。しかし、生徒たちは積極的に授業に参加し、自らの意見を述べていました。講義の後には、自治体の対策についての調べ学習もあり、タブレットを使って熱心に調べていたのが印象的でした。ICTが活用されている今の授業は、将来的にも生徒たちの生活を守る礎となるものだと感じました。
「保健」や「実技体育」「家庭科」といった5教科以外の授業は、塾や予備校では扱われないため、大学で専門的に学ばない限り、生徒たちが学べる最後の機会となります。本校では、その貴重な機会に教員が良質な授業を提供しています。
生徒たちは授業やクラブ活動、委員会活動、行事、ボランティア活動、そして留学生との交流など、忙しい学校生活を送っていますが、これらすべてが生徒たちの成長に寄与し、豊かな未来の土台となると信じています。今後も、生徒たちの成長を促す学校運営に向けて、教職員一同努力してまいります。