★★★中3年「科学者になろう!」★★★
教科「サイエンス」は表現力や思考力を学ぶ教科横断型の教科です。
中3サイエンスでは、本格的な科学実験に取り組んでいます。教科「サインエス」では思考のスキルトレーニングをするために様々なコンテンツを導入しています。
今回の学習の目標です。
①環境にやさしい生分解性プラスチック分解菌のより分解能の高いものが、どの生息域にいるか探索
する。
②集めた情報を整理し仮説をたて、実験・観察し、なぜそそのような結果になったのかを検証する方
法を学ぶ。
生徒は、夏休みに、事前学習として菌と細菌の違いを学ぶために、自宅で細菌を採集し、2週間培養しました。そして肉眼と顕微鏡で観察し、実験レポートを書きました。
先週は、どのような環境の中に多くの生分解性プラスチック分解菌が生息するかの実験を行いました。まず仮設を立て、それをもとに学校周辺の土を採集し、希釈液を作り、培地の上に生分解性プラスチック(ポリブチレンサクシネート)のエマルジョンを重層した選択培地で培養します。各班で、採集場所、土の表面か掘った土か、培養の温度、培養時のphの条件などを変え実験を行いました。今週この培養したプレートを観察します。
実験は、学内の充実した実験設備のある生物室で実施しました。生徒は手馴れた様子で実験を行っていました。日頃の理科の授業の様子が伺えます。この結果をふまえて、生徒たちは、細菌の可能性を新たに発見し、地球の未来を考え、発表します。