平成24年の新春を迎えて
校長 嘉 悦 克
新年明けましておめでとうございます。
平成23年は、3月11日に発生した東日本大震災、そして人災ともいえる福島原発事故等、日本は未曽有の大災害に直面した年でした。しかし、新しく迎える平成24年は、力強く日本復興に取り組むことに専念できる年になることを祈念していましたが、12月17日の北朝鮮金正日総書記の死亡という事態に接し、先行きが全く不透明になってしまいました。ただ、ご存知のように、日本はここ100年という短いスパンを取ってみても、大正12年(1923年)の関東大震災、大東亜戦争末期における原子爆弾による、広島・長崎の惨状、昭和20年(1945年)3月10日の東京大空襲等々、多くの災害に遭遇してきましたが、その都度立派に乗り越え克服して来た経験を持っています。外国の友人が見舞のメールの中で、次のように言ってくれました。「君たち日本人は、素晴らしい強さと崇高な精神力で幾多の困難に立ち向かってきました。今回も確りその強さを我々に示してくれるものと信じています。」また、米国のクリントン国務長官は、3月22日在米日本大使館で「逆境にくじけない日本の魂の強さは、私たちすべてに感動を与え、輝きを放っている。」と記帳しています。そして、この国難を乗り越えるには、正に創立者嘉悦孝の遺訓「怒るな働け」の精神の実践が求められていると思料します。尚、今年は年賀状の代わりに同窓会である翠光会・光風会を通じて被災地の支部の方に寄付させて頂きました。お許し下さい。



