開智の鉄道研究部は毎年、全国高等学校鉄道模型コンテストにモジュールを出展しています。今年は、北陸新幹線開業によってJRから経営分離された旧北陸本線(現あいの風とやま鉄道)の倶利伽羅峠をモデルにモジュールを作成しました。

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往時は特急列車が頻繁に行き交っていた峠も、今や普通列車が時折通り過ぎるのみ。そのような侘しさを雪景色にして表現しました。線形こそモジュールの規格の制約で正確に再現できなかったものの、トンネルや架線柱、並行する道路やアンダーパスなどの雰囲気を丁寧に再現することで、地元の人が一目で倶利伽羅峠だと分かるものに仕上がりました。雪の積もり方においても、轍の部分は質感を変えるなどの工夫を凝らしました。それらの表現が評価され、理事長特別賞(ベスト10入り相当)が授与されました。

 

 

 

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部員にとってこの受賞は大きな喜びであるばかりでなく、来年に向けた自信と誇りと意欲とに繋がるものとなりました。今回の受賞に恥じぬよう、今後も技術に一層の磨きをかけてまいります。

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