中学3年生は国語の授業で白尾悠氏の『サード・キッチン』を扱っています。
生徒たちはソフトカバーの単行本を手に授業に臨んでいました。
この長編小説は、日本からの留学生・尚美が言葉の壁で苦しみ、
多様な人種や民族の中での差別や自らの中にある偏見に気づいて
少しずつ成長していく物語です。
この日の授業は、尚美にとっての居場所であるサード・キッチンを
白人のジョアンが通り抜けた行為に対する非難をきっかけに、
白人(マジョリティー)と非白人(マイノリティー)それぞれの立場からの
主張がぶつかり合う場面を取り上げていました。