令和元年9月5日(木)、中学3年生対象、道徳の授業で、谷口真知子さんのお話を聞きました。谷口さんが作られた絵本「パパの柿の木」の朗読から始まりました。谷口さんはご存じの方も多いと思いますが、日航ジャンボ機墜落事故でご主人を亡くされました。「当たり前だと思っていたごく普通の生活が突然当たり前でなくなった。そういうことは誰にでも起こりうる」、経験からそのように話され、生徒たちに「自分と家族、仲間との繋がり、命の大切さ」そういうことを意識するだけで生き方が変わると訴えられ、生徒も聞き入っていました。当時の辛さのお話では涙ぐむ生徒もいました。

谷口さんの絵本、お話に感銘を受け、一緒に活動されメッセージを音楽にして伝えられている北川たつやさん。生徒の前で「茜空」を熱唱されました。ライブハウスのような雰囲気の中、生徒たちは真剣なまなざしで視聴していました。絵本の朗読、谷口さんのお話を聞いた上での演奏、生徒の心に大きなものが残ったと思います。

最後に質疑応答。感動の方が大きく質問はあまり出ませんでしたが、教室に戻り書いた感想にはしっかりと思いが詰まっていました。

目の前で直接体験する、そんな機会を大切にしている関西大倉。本日もまた生徒の心に五感を通して何かが刻まれたと思います。

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