大阪大学理学研究科の寺田健太郎先生にお時間を作って頂き、惑星科学グループの先生方による模擬講義及び実験室見学を実施しました。寺田先生の研究室では太陽系や地球、惑星の形成に関する研究を行っておられます。

まずは、豊中キャンパス理学部棟で横田先生より全体講義を受けました。

続いて、実験室の見学です。参加生徒を3つの班に分けて『同位体』『レーザー』『磁場』に関する研究室を見学させて頂きました。生徒達は大学の先生方や院生による説明を熱心に聞いていました。

    

最後に理学部棟に戻り、いよいよ寺田先生による講義が始まりました。

寺田先生は、隕石の鑑定等でメディアにおける露出も多く、英国科学雑誌ネイチャーにおいて地球の酸素が漏れて月に到達していることを発見・発表するなどこの分野では世界的に高名な先生です。

      

講義の内容は多岐にわたりましたが、隕石に含まれるウランと鉛の数を調べることで年代を調べることが出来るそうで、小惑星探査機「はやぶさ」が「小惑星いとかわ」から持ち帰った微粒子の研究を行い、世界で初めて小惑星の年代を決定した話など、ニュース等で馴染みのある話しをわかりやすく解説して頂きました。またそれだけでなく、実際の隕石も手にとって見せて頂き、生徒達は写真を撮ったりメモをしたりと熱心に先生の話に聞き入っていました。「宇宙の年表を作りたい」と仰る寺田先生の熱い講義を受け、生徒達は、より一層この学問に興味を持ったことでしょう。

今後の進路を考える上で、生徒達にとっては今回の模擬講義・実験室見学は非常に良い経験になったと思います。寺田先生及び惑星科学グループのスタッフの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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