1月25日(土)・26日(日)に愛知県犬山市 日本モンキーセンターにて第64回プリマーテス研究会が行われました。霊長類初歩実習の集大成となる発表です。本校生徒の発表は次の3テーマです。
(口頭発表)
・(1日目発表)京都市動物園のチンパンジーによるアロマザリングの機能と個体関係
・(2日目発表)飼育チンパンジーの億個体同士の関わり
(ポスター発表)
・(1日目発表)鼻の行動から見た京都市動物園のアジアゾウの個体間関係(北野高校と合同テーマ)

いずれも長い時間をかけてまとめたデータと考察ですので、直前まで発表練習を重ね取り組みました。
口頭発表は大教室で行われました。霊長類研究の第一線で活躍されている研究者の方々を前に、緊張した時間となりましたが、堂々と発表することができました。質疑応答にもしっかりと考えて答えることができたようです。
ポスター発表は場所を変えて、軽食も準備していただけるなど、気軽に質問ができるような雰囲気の中での発表でした。1時間半の持ち時間で多くの方に研究内容を聞いていただき、鋭い質問や、ご意見をいただくことができました。
2日目の午前の研究会が終わった後は、京都大学霊長類研究所内を見学。その後はモンキーセンターを自由観察となり、世界中の珍しいサルを間近でじっくり観察することができました。
1年間にわたり取り組んできた霊長類初歩実習も、これでほぼ終わりとなります。

本研究をおこなうにあたりご指導いただいた、京都大学高等研究院の松沢哲郎特別教授、京都市動物園研究員の皆さま、京都大学学部生アドバイザーの皆さま、そして活動を共にしていただいた北野高校霊長類実習の皆さまに厚く御礼申し上げます。

なお、今回発表した内容につきましては、3月25日に高槻高校で行われるサイエンスフォーラムに参加予定です。ポスター発表を行い、発表生徒自身が説明や質問にも答えますので、興味のある方はぜひお越しください。

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