高校3年生が学年坐禅を行いました。

鎌倉時代の僧、道元禅師は『正法眼蔵』の生死の巻で、

「ただわが身をも心をも放ち忘れて、仏の家に投げ入れて、仏の方より行われて、これに随いもてゆく時、力をもいれず、心をも費やさずして、生死を離れ仏となる。」

と記されています。

坐禅は頑張って行うものではありません。
自然に身を委ねれば、「本来の自己」に繋がります。
まずは「こうしなきゃいけない!」という思いを手放すことです。

ここで、坐禅を通して生徒はどのような気づきがあるのか、いくつか紹介します。

  • 正念や坐禅など「形から入る」ことはとても有効でした。身体の状態から安定を作ることで精神も安定させられると知りました。坐禅は有意義な時間です。
  • 坐禅をして悩みや不安を一旦忘れ、冷静になることの大切さを知りました。
  • 坐禅をしてみて、学校で生活していた時に、テストや発表、人との関わりなど色んなところでストレスを感じる事が多かったが、坐禅をする時は、その様な事を考えず、ただただ呼吸する事で少し気持ちが楽になる様に感じた。精神面で落ち着く事ができていい体験だった。

一呼吸一呼吸、その一瞬一瞬が尊いということを、坐禅を通して触れる機会になればいいです。

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