本校では、曹洞宗の教えに基づいた全人教育を行っており、これをHHE(Holistic Human Education)と呼んでいます。その一環として、これからの時代を生き抜くために必要な力を養う「探究授業」または「探究型授業」を非常に重要視しています。
探究授業では、生徒自ら問いを立て情報収集・整理・分析し、自分の考えをまとめて発信するというプロセスを大切にしています。このような場面で、生成AIは大きな力を発揮します。
すでに本校では、生徒向けの生成AIツール「Study Pocket」を導入しており、あるクラスでは、学園祭の内容やその準備手順を生成AIとの対話を通じて検討するなどの実践が進んでいます。
同時に、授業内で生成AIの適切な活用を促すためには、規範や手引きのようなものの整備が不可欠です。次期学習指導要領ではこの分野に関する記述が盛り込まれる予定です。
私学全体でも生成AIの活用を含む横断的な学びを研究する部会「フュージョン教育研究会」が発足しました。本校からは、数学科の山口貴史教諭が研究委員として参加しています。
そして早速、来週にはこの研究会による研究授業が本校で実施されます。どのような新しい学びの形が生まれるのか、知を生み出す未来の授業のあり方がここから始まります。今後のレポートにもぜひご注目ください。
chat gptが描く、生成AIを活用した探求授業のイラスト
フュージョン教育研究会研究委員で本校数学科教諭の山口貴史