1月28日(水)1時間目は中学探究発表会でした。10月後半から始まった探究学習。中1は各自が好きなテーマを選び、中2はグループで平和に関連したテーマを深め、中3はペアで修学旅行先のシンガポールに焦点をあてたテーマでの探究活動となりました。各自が興味を持って取り組んだ内容は面白く、生徒の振り返りアンケートでは「前から興味を持っていたことについての発表をほかの人がしていた」との声もありました。また発表については「アイコンタクトをがんばった」「みんなで読む場所を相談しながら、時間はかかったけれど文章や画像を出し合いながら作った」「スライドを見やすく作れた」など振り返っていました。限られた時間の中で一生懸命取り組んだ成果が表れた発表となりました。

探究テーマ(抜粋)

中学1年生
  • 犬の嗅覚のすごさ ~嗅覚は犬にとって大切!~
  • 虐待されている子にできること
  • 人工灯と自然光のちがい ~色の波長について~
中学2年生
  • ヤモリはどのように環境平和に貢献しているのか
  • いじめの無い学校にするために私たちにできることは
  • 原爆ドームが伝えているメッセージとは
中学3年生
  • シンガポールはなぜ水不足に直面し、どのような政策や技術で解決してきたのか
  • 小さな港町は、どのようにして人を引きつける場所へと成長するのか?
  • 国民が安定して暮らせるように、教育や医療、住宅などにどんな工夫をしてきたのか?

高校3年間の探究学習「Komajo Quest」が、ついに集大成を迎えました。最終テーマは、外国人観光客に向けたツアー企画をプロデュースする「Komajo Travel Bureau」。教室での緻密な準備を経て、生徒たちはついに実践の舞台、冬の鎌倉へと繰り出しました。

■ 組織としての力:個を超えたチームの推進力

今回の活動で、生徒たちが最も大きな手応えを感じたのは「チームワーク」の重要性でした。

  • 「個人の力には限界があるけれど、組織として機能したときの推進力の大きさを学んだ」
  • 「このメンバーだったからこそ、ツアーの質を一段階上げることができた」

そんな力強い言葉が、生徒たちから自然と溢れ出しました。互いの得意分野を理解し、能動的に役割を分担し合う。集団が一つの目標に向かって動くときの強さを、彼女たちは身をもって体験しました。

■ 未来へつながる「視点の変化」

3年間の探究学習の締めくくりとなった今回のフィールドワーク。 地域の文化を再発見し、それを「誰かのために」編集して届けるプロセスは、生徒たちにとって揺るぎない自信となりました。

高校卒業を目前に控えた彼女たちが手に入れた「多角的な視点」や「協力して形にする力」は、大学、そして社会という次のステージへ踏み出すための大きな原動力となるはずです。

「Komajo Travel Bureau」、これにて全行程終了。 鎌倉の冬晴れのような清々しい表情で、彼女たちの「探究の旅」は幕を閉じました。

 


写真左より:大仏様、大仏まんじゅう、抹茶

 

駒沢学園女子中学高等学校は、モンゴル文化教育大学付属高等学校と国際文化交流に関する包括協定を締結しました。
協定の締結に伴い、2026年1月20日(火)本学園において締結式を開催し、モンゴル文化教育大学付属高等学校の牧原創一理事長と本校の土屋登美恵校長が署名し協定書を取り交わしました。
本学はこれまでもグローバル化の推進を重要な教育方針の一つとして位置づけ、国際的な視野をもった人材の育成に取り組んでまいりました。
今回の包括協定の締結を機に、両校の相互理解と友好関係を一層深め、生徒、教職間の交流を活発に進めていく予定です。
今後、留学や相互学校訪問等、教育、文化交流をはじめとしたさまざまな取り組みを通して、生徒一人ひとりが異文化に触れ、国際社会で主体的に活躍できる力を育んでまいります。

 


協定書にサインする牧原創一理事長(左)と土屋校長(右)


調印式後の記念写真

 

世界には、18歳未満で結婚を強いられる「児童婚」の犠牲になる少女たちが今も絶えません。
今回、高校1年生のライフデザインの授業では、ドキュメンタリー映画『ソニータ』を鑑賞しました。イランに逃れたアフガン難民の少女が、ラップという武器を手に自らの運命を切り拓いていく姿を通し、生徒たちはジェンダーや人権について深く考えました。

映画『ソニータ』とは?

アフガニスタン出身の少女ソニータ。彼女を待っていたのは、家族を養うための「花嫁代金」として見知らぬ男性に売られるという現実でした。

映画のあらすじ: 施設で保護されながらラッパーを夢見るソニータが、伝統という名の「児童婚」に立ち向かい、自らの声を世界に届けていく軌跡を追ったドキュメンタリー。

授業の様子と生徒の反応

映画を観終えた後の教室は、静かな衝撃に包まれていました。その後の生徒の反応は以下のようなものがありました。

  • 「自分と同じ年齢の女の子が、お金のために売られる現実に言葉を失った。日本に住む自分たちの自由がどれだけ恵まれているか実感した。」

「家族を救うために結婚が必要という背景もあり、単に『親が悪い』と切り捨てられない難しさを感じた。でも、個人の夢を奪う伝統は変えていかなければならないと思う。」

「ソニータがラップで自分の想いを叫んだとき、鳥肌が立った。困難な状況でも、自分の意志を持つことの大切さを学んだ。」

これからの社会のために

児童婚は、貧困、教育の欠如、そして根深いジェンダー不平等が複雑に絡み合った問題です。
今回の授業のゴールは、悲しい現実に同情することではありません。「なぜこのようなことが起きるのか」「ジェンダーによる不平等は私たちの身近にもないか」と問い続けることです。生徒たちがこの授業をきっかけに、世界の問題を「自分たちの課題」として捉え、多様な生き方を尊重できる大人へと成長していくことを願っています。

 


上映中の様子

 

 

1月26日(月)、本校では鎌倉時代の僧侶・道元禅師と駒沢学園の誕生をお祝いする「誕生記念日」の式典を行いました。
ご講話では、曹洞宗で用いられる言葉である 「威儀即仏法(いぎそくぶっぽう) 作法是宗旨(さほうこれしゅうし)」 についてお話しいただきました。
ここでいう「威儀」とは、身なりや所作のことを指します。身だしなみ、姿勢、言葉遣いを整え、日常のあらゆる行いを丁寧に行うこと ―― それこそが仏の教えにしたがって生きることにつながる、という大切な教えを説かれました。
すべての存在は「仏性」(無限の可能性)を備えています。その可能性に基づき、きちんとした生活を送ることで心が静まり、人格が磨かれていきます。
自分の心の奥を照らし、あるべき姿を見つめ、仏性という無限の可能性を発見し、それを磨き続けることの大切さを教えていただきました。

生きとし生けるものは皆「仏性」を持つ存在です。それを自覚し、常によりよく生きようと努める向上心こそが、私たち一人ひとりの“先生”となります。

誕生記念日を迎え、“生きるとは何か”について、ぜひ一人ひとりが深く考える機会にしてほしいと思います。

 


散華道場、場を浄めます。


献茶湯、蜜湯・お菓子・お茶をお供えします。

 


厳かな雰囲気です。


生徒代表の両班がお焼香をいたします。

 


理事長の講話です。

私立学校研究家 本間勇人さんのブログ「ホンマノオト21」に、本校が紹介されました。
ぜひ、ご覧ください。

【NEW】本校の教育内容が「ホンマノオト21」で紹介されました!(2026/1/29)


▼これまでに取り上げていただいた記事一覧

 【第1回女子軟式野球交流大会Komajo Cup (小学生の部)】
青空のもと、4チーム総勢約80名の選手達が熱戦を繰り広げました‼️また小学6年生にとってはKomajo Cupが最後の大会でした。
優勝チーム :レデイーズ立川・八王子スマイリーズ
準優勝チーム:日野ドリームズ
日野ドリームズ
オール調布ベリーズ
オール府中女子
第一試合は、両チームともに守備が固く、堅実に打球をさばく姿が見られました。

第二試合は、延長戦に突入するかと思いきや、最終回に満塁のチャンスに値千金の一打で劇的サヨナラ勝ちという結果でした。

第三試合の決勝戦は、レディース立川の先発投手が圧巻のピッチングを披露し、打線は6番打者のチャンスでのマルチヒットで日野ドリームズを突き放して優勝を決めました。

第四試合は、初回の攻撃で、オール調布ベリーズが一挙6点を奪いますが、オール府中女子の反撃で3点差まで追い上げられる展開になりましたが、踏ん張った末に調布が粘り勝ちを収めました。
実施責任者:上智大学 基盤教育センター 今若 太郎 先生
測定項目 :スイングスピード測定・ジャンプ測定・身体測定
本校野球部員は、大学と連携しながら様々なデータを定期的に計測することで、日ごろから野球のパフォーマンスやトレーニング成果を科学的に評価しています。その測定の一部を、参加チームにも体験していただきました。
全試合において、攻守でレベルの高いプレーが随所に見られ、はつらつとした元気のあるチームの雰囲気が伝わり大会を盛り上げてくれました。
ありがとうございました😊

最後に改めまして、ご協力いただいたゼット株式会社様、株式会社スポーツマリオ様や学校関係者の皆様、そして大会に参加してくださったチームの選手並びに指導者と保護者の方々に感謝申し上げます。
来年も開催したいと思いますので、ぜひ今後もよろしくお願いします🙇‍♀️


本校硬式野球部公式HPはこちらから

3学期の授業が始まりました。3学期は授業数が限られているため、中学1年生は冬休みの課題としても探究活動に取り組んできました。いよいよ次回は発表会を迎えます。

今回の授業では、本番に向けて資料の確認や、用意した原稿を時間内に発表できるかどうかを中心に練習を行いました。教員と一対一で発表の練習をしながら、話すスピードや伝え方についてアドバイスを受け、一人ひとりが内容を見直していきました。

自分の研究テーマに興味を持ってもらうにはどのような話し方がよいのか、資料をどのように使うと伝わりやすいのかなどを考えながら、発表に向けて準備を進めています。

本番では、これまでの探究の成果を生かした発表ができることと思います。どんな発表になるのか、とても楽しみです。

 


まずはペアで練習します


よりよい発表にするには ……

 

「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)」に関連して、ホロコーストについて学び、人間の尊厳や生きる意味について考えました。

駒沢学園は現在、ユネスコスクール加盟校になることを目指しています。チャレンジ期間にあたる今年度は、各教科で「国際デー」を意識した授業が展開される予定です。

高校3年生の仏教の授業では、世界のさまざまな宗教について学び、それぞれの国の文化・国民性など相互理解を深め、特に宗教がらみの紛争問題、争いなど解決の糸口、平和とは何かを考えています。

それに関連し、1月27日の「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」(International Day of Commemoration in Memory of the Victims of the Holocaust)にフォーカスを当てました。

ホロコーストでどのようなことが行われたかを知り、そこから「戦争とは何か」「人間の尊厳とは何か」について考え、レポートにまとめました。

さらに、アウシュビッツなど複数の収容所から生き延びた精神科医ヴィクトール・E・フランクル(Victor E. Frankl, 1905–1997)の言葉から、過酷な境遇の中でも「生きる」とはどういうことかを学びました。

今回の授業を通して歴史的背景、当時の状況、犠牲者の記録、人類史における意味や現代社会への教訓について、自分なりにまとめることで、過去の出来事を知るだけでなく、現代社会の課題と照らし合わせ、自分自身がよりよい世界の実現に向けて何ができるかを考え、行動に移すきっかけにしてほしいです。

 


高校3年生がホロコーストの歴史を通じ、
人間の尊厳について考え、各自のテーマで表現しました①

以下は、生徒のレポートから一部を抜粋したものです。高校生とは思えない深い洞察に満ちた感想をご紹介します。

  • 今回の学習を通して、与えられた状況の中でも希望を持ち、生きる意味を見失わずに生きることの大切さを学んだ。
  • 今後の課題として人種の壁を撤廃することが求められる。人種的な偏見をなくし、すべての人が平等とされる社会作りが今後は必要となってくる。もし同じようなことが繰り返された場合、「人間の尊厳」とはいったいどうなるのか。
  • ホロコーストを通して強く感じたのは差別が少しずつ社会に浸透していく危険性である。最初は小さな偏見や軽い冗談のような言葉であっても、それが繰り返され、やがて制度や法律として固定化されることで、取り返しのつかない結果を生むことが分かった。多くの人がその異常さに気づきながらも、声をあげなかったことが悲劇を拡大させた要因の一つであったと考えられる。
  • 尊厳とは他者から与えられる地位や名誉ではなく、自分の運命に対して「どう応答するか」という内なる誠実さの中に宿るものだということだ。仏教の視点でこの歴史を見れば、ナチスの行為は諸法無我という心理への完全な背信であった。フランクルの言う「人生からの問い」に答えることは、仏教で言う「慈悲の心」の心を持って、自分と他者を等しく尊ぶことに他ならない。現代社会を見渡せば、SNS上での匿名的な攻撃や属性による差別など、かつて「差別」に似た不寛容さがある。しかし、フランクルが教えた通り意味は探すものではなく、自分自身の「正しい行為」によって作り出していくものである。
  • 歴史の制度的な差別構造と現代の情報社会の問題は形が違っても共通点があるため過去の出来事と今の社会につなげて学びを深めたい。
  • 杉原千畝の行動の根底にある「人の痛みがわかり他人に対する思いやりの心を育てる」という精神はいじめや差別といった現代社会の普遍的な問題への対策になるのではないかと思いました。
  • ホロコーストの歴史から学んだことを忘れず、仏教の教えを意識しながら、一人ひとりの存在を大切にできる社会をつくっていくことが、現代を生きる私たちの課題である。このレポートを通して、その責任を自分自身の問題として考えていきたい。
  • 人間の「尊厳」とは、人が人であるだけで存在する価値のようなものだと思う。人は物や道具でなく、命がある「生き物」だ。そのため、倫理を無視した行いなどはあってはならないのである。そのため「尊厳」というのは、誰かにとっての手段や方法ではなく、人であること自体の価値のようなものだと思う。
  • 今後の課題として歴史認識の継承と教育のあり方があると考える。ナチスの過去を「自分たちの歴史」としてどう捉えてもらうか、責任と理解をどのように両立させるかが教育上重要な課題である。ヒトラーだけではなく一般市民も加害に関与したという事実やどのような方法でホロコーストを行ったかなどを理解してもらうために必要な「加害教育」が不足しているという課題も近年は浮き彫りになっている。

 


高校3年生がホロコーストの歴史を通じ、
人間の尊厳について考え、各自のテーマで表現しました②

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