高校2年生のライフデザインの授業ではアンガーマネジメントに取り組んでいます。目標はアサーティブコミュニケーションができるようになること。アサーティブコミュニケーションとは「自分の考え・気持ち・相手への提案などを対等な人間として、正直に、率直に、相手にわかるように伝える自己表現」の方法です。写真は「傾聴」の練習をしているところです。「傾聴」とはあいづち、うなずき、共感、繰り返し、質問などをしながら相手の話をさえぎらずに最後まで聴くことで、アサーティブコミュニケーションには欠かせません。授業では、3人一組になり、「話をする人」「話を聞く人」「観察者」の3つの役割をそれぞれが体験して、感じたことを話し合って共有しました。

 

9月26日(金)に、追善記念日の式典が行われました。
駒沢学園女子中学高等学校では、この式典の意味・意義に合わせて、次のようなことに心をはせてほしいと考えています。
追善記念日は、建長五年(西暦1253年)に、道元禅師がお亡くなりになった日にちなので、この1年間にお亡くなりになった教職員・学生・生徒・園児およびその関係者を、学園全体で追慕し、追善するための式典です。道元禅師をはじめお亡くなりになった方々をはるかにおしのびし、その人々の御恩や愛情に感謝する日です。道元禅師やお亡くなりになった方々の御恩や愛情に感謝しながら、いのちの連続性と有限性について感じ、今をどう生きていかなければならないかということについて考えましょう。

仏教の教科書に「私たちが、この世のなかに生まれてきたのは、ながいあいだの、そして、さまざまな条件がむすばれたからこそです。私たちは、しらずしらずのうちに、もろもろの恩恵にはぐくまれ包まれて、生かされているのです。」とあります。
これを縁起といいます。生じては滅し、を繰り返している世界に、存在しているわたしは唯一無二です。(天上天下唯我独尊)

ご先祖様にそっと手を合わせることは、自分を大切にすることであると同時に、他者をも大切にすることにつながります。人は一人では決して生きていけません。周りに支えられながら、時に誰かの支えとなって存在しています。そんなすごいいのちに耳を傾ける時間になれば豊かですばらしいことです。

生徒の感想

  • 先祖を辿っていくと全ての人間が兄弟になるということに命のエネルギーは凄まじいのだと思った。受け継いだ命を一生懸命動かしたい。
  • 自分のことだけでなく、先祖や目に見えない概念、無意識のものなどにもちゃんと感謝をし、自分が今こうやって生きていることは自分1人のおかげでは無いことを念頭にあらゆるものへ良い行いをするように心がけたい。
  • 数えきれない程のご先祖さまがいて、その人たちがいなかったら、私たちは存在していないからうまれたこと自体が奇跡で、その人生はいろいろな人たちと出会い、一つ一つの奇跡の積み重ねでできているから、今この瞬間が大切です。だからこそ今を精いっぱい生きたい。

司会デビューしました
司会デビューしました

合唱部と有志による歌
合唱部と有志による歌

幼稚園、中高、短大大学による献華
幼稚園、中高、短大大学による献華

両班による献茶湯
両班による献茶湯

両班も立派にできました
両班も立派にできました

ご導師によるご講話
ご導師によるご講話

令和7年9月19日(金)~26日(金)に第109回書教展が東京都美術館で行われました。
本校、高3で書道部部長の早川結菜さんが審査委員長賞を受賞しました。おめでとうございます。それ以外にも、高3で元部員の勝部優花さんが全日本書道教育協会賞を高2の山下怜那さんが跋渉堂賞を受賞しました。本当におめでとうございます。

 

 


写真左より:早川結菜さん、勝部優花さん、山下怜那さんの作品

 

受賞の様子
受賞の様子

審査委員長賞
審査委員長賞

 

駒沢学園は現在、ユネスコスクール加盟校になることを目指しています。チャレンジ期間にあたる今年度は、各教科で「国際デー」を意識した授業が展開される予定です。

高校3年生の仏教の授業では、世界のさまざまな宗教について学び、それぞれの国の文化・国民性など相互理解を深め、特に宗教がらみの紛争問題、争いなど解決の糸口、平和とは何かを考えています。

それに関連し、8月22日の「宗教および信条に基づく暴力行為の犠牲者を記念する国際デー」(International Day Commemorating the Victims of Acts of Violence Based on Religion or Belief)にフォーカスを当てました。さらにインドのマハトマ・ガンディーや、キング牧師、南アフリカの人種隔離政策を撤廃したネルソン・マンデラらが残した人権にまつわる言葉を調べることにより、人類の歴史が血と涙の結晶により発展し、これまで見事といえる生き方をした人たちのストーリーを知ることで、「生」についての認識をよりしっかりと広げ深めていければと思います。

生徒の感想を紹介します。

  • 宗教や文化の違いは争いの理由になるのではなく、多様性として受け入れ共に生きるための豊かさになるべきです。ガンディーのことを調べていく中で、彼が若い頃にした悪さから改心して、非暴力、非服従という考えを重視し、それがインドを独立させるところまで大きくしたことがすごいと感じました。
  • ガンディーの思想は、インド独立を超え、キング牧師やマンデラに影響を与え、国境を越えて非暴力の普遍性を表しました。歴史を学ぶことが現代の課題解決にいかせると感じました。
  • ガンディーの人生から学べるのは、武力ではなく非暴力・真理の力で人々を動かせるということを学びました。
  • ガンディーの非暴力の思想は、ただ争わないことではなく、怒りや憎しみを超えて人を尊重する強さだと感じた。これは仏教の「不殺生」や「慈悲」と重なり、私たちの生活にもつながる考え方だと私は考えます。ガンディーが質素な暮らしを選んだ姿は「少欲知足」を実践しており、豊かさを求めすぎる現代への大切な教えにもなっている。私はこの学びを、学校や友人との関わりの中で活かし、相手を思いやる生き方を心がけたいです。
  • キング牧師の「暗闇の中でこそ、星が見える(Only in the darkness can you see the stars)」という言葉は、困難な状況の中でこそ希望を見出すことの大切さを表しています。
  • 27年もの投獄を経てもなお怒りではなく許しを選んだマンデラの姿から、本当のリーダーシップは権力を振りかざすことではなく、人々をつなげる力だと気づかされました。
  • 日常の生活の中で小さな差別や偏見に目を向け、教育や話し合いを通じて社会の意識を少しずつ変えていく必要があると感じました。
  • 他者との争いが起きた場合、他者を理解し、「許す」ということと違いをどう受け入れるのかが課題です。
  • 宗教・文化・価値観が多様化する現代だからこそ「そのまま真似る」のではなく「今の形に合う様に応用する」ことが必要と感じました。
  • 今後は、自分の中の思い込みや偏見に気づき、いろいろな考え方を理解しようとする姿勢を大切にしたいです。

「宗教および信条に基づく暴力行為の犠牲者を記念する国際デー(8月22日)」に関する新聞を作成
生徒の作品1

「宗教および信条に基づく暴力行為の犠牲者を記念する国際デー(8月22日)」に関する新聞を作成
生徒の作品2

「宗教および信条に基づく暴力行為の犠牲者を記念する国際デー(8月22日)」に関する新聞を作成
生徒の作品3

「宗教および信条に基づく暴力行為の犠牲者を記念する国際デー(8月22日)」に関する新聞を作成
生徒の作品4

校長先生や本校の先生たちの教育に対する熱い思いが述べられていますので、ぜひお読みください。

▼スタディポケット 導入校インタビュー記事はこちら

9月19日(金)英語部員で海外の料理をリカ先生とジュリアナ先生に教えてもらいながら作りました!

今回はフィリピンのデザート、ブコパンダンとカナダの料理のプティンを作りました。みんな楽しく料理ができました!

プティンはチーズが伸びてとてもおいしかったです! ブコパンダンも甘くてやみつきでした!

That was fun ‼︎

 


真剣にカナディアン


料理完成①

 


料理完成②


チーズ ノビール

On September 18, 2025, the English department hosted Culture Day, focusing on “The Indian Saree.” Students discovered its rich history and practiced various draping styles. The event culminated in a fun photoshoot, capturing students elegantly wearing sarees. This engaging experience not only celebrated cultural diversity but also inspired confidence and creativity among students. A delightful start to more cultural explorations ahead!

2025年9月18日、英語科主催で文化の日を開催し、テーマは「インドのサリー」でした。参加生徒たちはサリーの豊かな歴史について学び、さまざまな着付けスタイルを実際に体験しました。イベントの終盤には写真撮影が行われ、生徒たちがサリーを優雅に着こなす姿を記念に残しました。この特別な日を通じて、文化の多様性を楽しみながら、自分らしさと創造性を発揮する機会となりました。

 


サリーの着付け①


サリーの着付け②

 


ポーズもインド風

夕方の光がカーテンの隙間から差し込み、部屋の床に柔らかい影を落としている。その影の中に、読みかけのまま、あるいはまだ一度も開かれていない本が重なり合って積まれている。本屋で出会ったときには胸が弾んで、レジまでの道すがら「今夜は眠るのも惜しんで読もう」と思ったはずなのに、気づけばページは一度もめくられぬまま、背表紙だけが静かに佇んでいる。

それを眺めるたびに、以前の私は小さな後ろめたさを覚えていた。読み切れないのに本を増やしてしまう自分を責め、積まれた本の山を怠惰の象徴のように感じていたのだ。でもある日、友人が「積読って、未来の自分への手紙みたいなものだよ」と言った。その言葉を聞いた瞬間、心の中の重りがすっと外れた気がした。まだ読んでいない本は、無駄ではなく、未来に残された余白なのだと。

夜、仕事から戻って疲れた体をソファに沈める。ふと顔を上げると、本棚の隅に積まれた背表紙たちが視界に入る。手に取る気力はないけれど、その存在がなぜか安心をくれる。まだ開いていないページの向こうに、知らない景色や言葉が眠っている。今日ではないけれど、いつか必要になるその日が来るはずだと思うと、胸の奥にかすかな灯がともる。

 


我が家の積読本たち

積読本の山は、過去の自分の軌跡でもある。ある日突然、歴史に心惹かれて手にした厚い本。休日の気まぐれで買った詩集。自己啓発書の鮮やかな装丁に吸い寄せられた瞬間。読んでいなくても、その一冊一冊が、かつての自分の情熱や衝動を証明してくれている。

そして思う。本というものは、読むタイミングが訪れて初めて心に響くのだと。無理やり読もうとすれば、言葉はただ流れていくだけだ。だから、積まれたままで構わない。必要なときが来れば自然に手が伸びる。積読本は、未来の私のために静かに待ち続けてくれているのだ。

積読は決して怠惰の証ではない。むしろ好奇心と希望のかたまりだ。まだ読まれていない本の群れは、これからの自分が出会うかもしれない世界を秘めている。だから今日もまた、新しい本を手に取ってしまう。読むかどうかはわからない。けれど、それでいい。積読とともに生きることは、未来への可能性とともに生きることだから。

国語科 K.U.

イベント概要

10月25日(土)中学入試体験会、高校学校説明会を実施いたします。

10月25日(土)中学入試体験会(説明会)【予約制】

【対象】 小学5・6年生とその保護者の方
【開催時間】 13:30〜15:30
【内容】 実際の入試問題を使用しながら、国語・算数・プレゼンテーションの3科目のうち2科目にチャレンジしていただきます。
保護者の皆さまには、お待ちの間に教育内容の説明・個別相談を準備しております。
【参加方法】 以下のボタンより予約専用サイト「miraicompass」にアクセスしてご予約ください。
miraicompassをはじめて利用される方は、最初にIDの設定をお願いします。
そのIDでログインすることによりご予約いただけるようになります。
【予約受付終了日】10月24日(金)15:00まで
【その他】 上履きの必要はありません。

10月25日(土)高校学校説明会【予約制】

【対象】 高校受験生とその保護者
【開催時間】 13:30〜15:30
【内容】 教育方針をはじめ、学習プログラム、進路、入試についてお話いたします。
生徒による留学報告のプレゼンも行います。
また、全体会の後に英語クラス説明会を行います。英語クラスを検討されている方は必ずご参加ください。
【参加方法】 以下のボタンより予約専用サイト「miraicompass」にアクセスしてご予約ください。
miraicompassをはじめて利用される方は、最初にIDの設定をお願いします。
そのIDでログインすることによりご予約いただけるようになります。
【予約受付終了日】10月24日(金)15:00まで
【その他】 上履きの必要はありません。

※満席になると、受付(申込状況)欄が「×」の表示になります。
その後、キャンセルが出ますと、受付(申込状況)欄が「△」の表示に変わり、ご予約が可能になります。
申し訳ありませんが、キャンセル待ちの受付はいたしておりません。
お手数ですが、適宜予約状況のご確認をお願いいたします。

高校3年では、スクールユニフォーム事業を題材にした「営業・企画提案」の擬似体験プログラムを実施しました。本プログラムは、実際のビジネスシーンを再現し、生徒が実践的に学ぶことを目的としています。生徒たちは、自分たちが通う学校のユニフォームを検討するというテーマに取り組み、営業活動や企画立案、提案といった一連の流れを体験しました。制服という身近な題材を扱うことで、改めて母校の魅力を見つめ直し、さまざまな視点から学校について考える機会となりました。

授業はストーリーに沿って画像やスライドを活用しながら進行し、先生方や関係者が「上司役」「先輩役」として登場することで、リアルなビジネス環境を再現しています。生徒たちは役割に没入し、協働して成果をまとめる過程を通して、職業理解とチームワークの大切さを学びました。本日の授業では、営業活動を踏まえて実際に制服案を作成し、クラス内でプレゼンテーションを行いました。発表を終えた生徒からは、
「この活動で培ったプレゼンテーション能力や語彙力を、今後の場面でも活かしていきたい」
「クラスメイトと協力して発表をやり遂げたことで、協働する力を身につけることができた」
といった感想が寄せられました。今回の取り組みを通して、生徒たちは実践的なスキルとともに、自らの成長を実感する機会を得ることができました。

 


クラス最優秀プレゼン


プレゼン内容の一部

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