お釈迦さまがお涅槃にお入りになったことを記念する式典、涅槃会を行いました。

涅槃とは、サンスクリット語でニルバーナ、吹き消す・吹き消されている状態のことで、漢訳では、「寂静」と訳されます。
意味は、悩み苦しみのない安らかな状態のことです。

分かりやすく例えるなら
『鬼滅の刃』の無限列車に出てくる精神の世界、透き通った青空の世界のことと言っていいでしょう。

お釈迦さまが死ぬことで伝えていることは、
「肉体は死んでも、法身(存在)は永遠にあり続ける」をいうことです。

生まれて死ぬ、という見た目の現象と、本質は生死という見た目の現象を超えて、普遍・永遠に〈ある〉とも言えます。

私たち人間はオギャーと生まれたからには必ず息を引き取る日が来ます。
いつ最期が来てもいいように心燃やして生きること、死を通して、「今」をどう生きたらよいかを考える機会になればいいです。

生徒の感想

  • お釈迦さまの教えがあるおかげで、現代の私たちも幸せに生きるヒントを得られると考えることができた。
  • みんなが祝福の気持ちでむかえていて、とても良い空間だなと思いました。
  • 静寂な空間で仏教の深い教えに触れることができ、心が落ち着いた。精神的に豊かなひとときを過ごせたと感じた。
  • 死ぬ後を考えるよりも今をよく生きるという心を忘れないでいきたい。
  • 死ぬことは生きていく中で自然なことだから、死ぬのが怖いと怯えながら生きていくのではなく、死ぬ時に悔いが残らないような生き方になるように過ごしていきたいと思いました。
  • 死はただ悲しく辛いものだと思っていたけれど、それだけではない、幸せを噛み締めることのできることであるのだと思った。
  • お釈迦さまのようにたくさんの人から感謝されるような行いを日常生活から意識して行うことが大切なのではないかと考える。
  • 改めて生と死について考えることができた。またお釈迦さまが示した、無常と苦の教えを再確認し、自らの生き方を見つめ直すきっかけになりました。
  • 「死ぬ」がこの世に無かったら私たちは生きる意味と大切さに気づくことはないのかなと思いました。

お焼香です。
お焼香です

お経を唱えています
お経を唱えています

ご導師の法話
ご導師の法話

藤野正観画伯作・人間国宝の和紙に描かれています
藤野正観画伯作・人間国宝の和紙に描かれています

本校では毎年、夏期セミナーを利用して「薬物乱用防止標語」を作成、応募しています。
今回、中学2年生の生徒1名が、応募総数478作品の中から見事、稲城市長賞に選ばれました。稲城市長から表彰状と商品を受け取り、受賞者が一人ひとり、作品に込めた思いを述べました。生徒にとって貴重な経験となりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

令和6年度 第17回 稲城市立小・中学校合同展覧会【書き初めの部】に本校中学校代表9名が出品しました。
中三が「伝統を守る」、中二は「大志を抱く」、中一が「不言実行」を書きました。いずれも学年を代表する力作です。
令和7年2月1日(土)から2月12日(水)まで城山体験学習館にて展示されていました。

 

 

放課後、あちらこちらの教室から生徒たちの歌声がもれてきます。
今週末に迫る合唱祭に向けて、いよいよラストスパート、猛練習中の様子です。
コロナ禍で合唱祭が中止になった年もありました。みんなで声を出して歌えることは、当たり前ではなく、幸せなことなのだと思い知らされた出来事でした。
毎年、涙あり、笑いありの感動の合唱祭。今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。全員が主役です。本校生徒が目標とする、一人ひとりが自分らしく輝く姿を、ぜひ見せてほしいと思います。


講堂でリハーサル

1月24日(金)、誕生記念日(道元禅師と学園の誕生をお祝いする式典)を行いました。

道元禅師は比叡山で修行中、「人は生まれながらにしてすでに清浄で、もともと悟っている」という言葉に、生まれながらにして仏ならば修行は必要ないのではないか、と疑問を抱かれました。

その疑問解決のため、中国へ留学、正師と出会い修行を経て疑問が解決されました。

それは「我々はもともと仏であるがそのままでは見ることも気付くこともできない。坐禅をすることで、エゴを手放し、妄想を妄想と見破って、〈本当の自分〉に気づくことだ」ということでした。

では、道元禅師のつかみとった生き方、教えが自分の人生にどう結びつくのでしょうか。

学生の本分は勉強することです。
なぜ勉強するのか、意味を見出せず苦しむ方も多いことでしょう。

大切なことは、受験の合否やテストの点数のよしあしで一喜一憂する自分の後ろに存在している〈本当の自分〉を見出し、もともとある、過去から連綿と続いてきた〈いのち〉と一体化している「今・ここ」を光り輝かせ、人生をまっとうする瞬間にあります。

日常生活の中で私たちは失敗や苦しみを排除しようとしますが、そうではなく、「苦しみ」という泥の中から美しい蓮の花、自分の可能性が開花するのです。

人生は山あり谷あり。苦しみの中にこそ、仏としての自分を自覚する最大のチャンスがあり、仏としての〈いのち〉が生きることになるのです。
この誕生記念日が「生き方」について考える機会になることを願います。

 

落ち着いた司会でした。
落ち着いた司会でした。

お焼香を捧げています。
お焼香を捧げています。

 

両班の皆さん、とても美しい座り方です。
両班の皆さん、とても美しい座り方です。

合唱部、吹奏楽部の演奏です。
合唱部、吹奏楽部の演奏です。

 

参加する生徒の様子です。
参加する生徒の様子です。

導師による講話です。
導師による講話です。

高校3年生最後の生化学、保育理科の授業は焼き芋大会を行いました。緑豊かな駒沢学園では、枯れ葉や枝に困ることはありません。自宅からもってきたサツマイモを新聞紙とアルミホイルで包み、火の中へ! 炎の熱気と煙に耐えながら待つこと20分。ホクホクの焼き芋ができました! サツマイモの他にも焼きマシュマロ、じゃがバターなどを作り、自然の恵みに感謝しながらおいしくいただきました。

 

熱気と煙に耐えながら、焼き芋や焼きマシュマロを作りました
熱気と煙に耐えながら、焼き芋や焼きマシュマロを作りました

上手に焼けました!
上手に焼けました!

私立学校研究家 本間勇人さんのブログ「ホンマノオト21」に、本校が紹介されました。
ぜひ、ご覧ください。

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中学3年生の探究授業は、2月24(月祝)日から出発するシンガポールをテーマに、グループで気になる疑問を見つけ、仮説を立てながら検証、グループ内の結論を見つけています。
今回の授業では、各グループ、検証の続きや結論の整理、発表のシートの作成を行いました。

シンガポールにアイドルグループが育たない背景を、「学歴社会」と関連付けたり、若者の心の病の多さを日本や他国と比較してみたりするグループもあれば、シンガポールに多民族国家が成立する背景を、それぞれの文化が守られやすいような地域性にあるのではないかと考えているグループもありました。

どのグループも活発に意見交換がされている様子が見られ、どのような結論にまとめ上げていくのか、とても楽しみです。

 

発表の準備もしてね~
発表の準備もしてね~

意見交換は大切!
意見交換は大切!

 

本からの情報も重要です
本からの情報も重要です

シート作りも楽しい!
シート作りも楽しい!

中学入試は、保護者とお子さまの二人三脚の歩みです。
これまでの期間は、他では体験できない貴重な時間であったはずです。大変だった経験は、やがて、素敵な思い出に変わります。
受験を通して、お子様は見違えるほど成長をします。いつか必ず、一緒に歩んでくれた保護者の方への感謝の気持ちに気がつくことでしょう。
どうか、あとわずかのこの時間を大切に、そして、楽しむぐらいの気持ちで過ごしていただきたく思います。
春はもうすぐそこまで来ています。

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