放課後、あちらこちらの教室から生徒たちの歌声がもれてきます。
今週末に迫る合唱祭に向けて、いよいよラストスパート、猛練習中の様子です。
コロナ禍で合唱祭が中止になった年もありました。みんなで声を出して歌えることは、当たり前ではなく、幸せなことなのだと思い知らされた出来事でした。
毎年、涙あり、笑いありの感動の合唱祭。今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。全員が主役です。本校生徒が目標とする、一人ひとりが自分らしく輝く姿を、ぜひ見せてほしいと思います。
講堂でリハーサル
放課後、あちらこちらの教室から生徒たちの歌声がもれてきます。
今週末に迫る合唱祭に向けて、いよいよラストスパート、猛練習中の様子です。
コロナ禍で合唱祭が中止になった年もありました。みんなで声を出して歌えることは、当たり前ではなく、幸せなことなのだと思い知らされた出来事でした。
毎年、涙あり、笑いありの感動の合唱祭。今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。全員が主役です。本校生徒が目標とする、一人ひとりが自分らしく輝く姿を、ぜひ見せてほしいと思います。
講堂でリハーサル
1月24日(金)、誕生記念日(道元禅師と学園の誕生をお祝いする式典)を行いました。
道元禅師は比叡山で修行中、「人は生まれながらにしてすでに清浄で、もともと悟っている」という言葉に、生まれながらにして仏ならば修行は必要ないのではないか、と疑問を抱かれました。
その疑問解決のため、中国へ留学、正師と出会い修行を経て疑問が解決されました。
それは「我々はもともと仏であるがそのままでは見ることも気付くこともできない。坐禅をすることで、エゴを手放し、妄想を妄想と見破って、〈本当の自分〉に気づくことだ」ということでした。
では、道元禅師のつかみとった生き方、教えが自分の人生にどう結びつくのでしょうか。
学生の本分は勉強することです。
なぜ勉強するのか、意味を見出せず苦しむ方も多いことでしょう。
大切なことは、受験の合否やテストの点数のよしあしで一喜一憂する自分の後ろに存在している〈本当の自分〉を見出し、もともとある、過去から連綿と続いてきた〈いのち〉と一体化している「今・ここ」を光り輝かせ、人生をまっとうする瞬間にあります。
日常生活の中で私たちは失敗や苦しみを排除しようとしますが、そうではなく、「苦しみ」という泥の中から美しい蓮の花、自分の可能性が開花するのです。
人生は山あり谷あり。苦しみの中にこそ、仏としての自分を自覚する最大のチャンスがあり、仏としての〈いのち〉が生きることになるのです。
この誕生記念日が「生き方」について考える機会になることを願います。
落ち着いた司会でした。
お焼香を捧げています。
両班の皆さん、とても美しい座り方です。
合唱部、吹奏楽部の演奏です。
参加する生徒の様子です。
導師による講話です。
高校3年生最後の生化学、保育理科の授業は焼き芋大会を行いました。緑豊かな駒沢学園では、枯れ葉や枝に困ることはありません。自宅からもってきたサツマイモを新聞紙とアルミホイルで包み、火の中へ! 炎の熱気と煙に耐えながら待つこと20分。ホクホクの焼き芋ができました! サツマイモの他にも焼きマシュマロ、じゃがバターなどを作り、自然の恵みに感謝しながらおいしくいただきました。
熱気と煙に耐えながら、焼き芋や焼きマシュマロを作りました
上手に焼けました!
私立学校研究家 本間勇人さんのブログ「ホンマノオト21」に、本校が紹介されました。
ぜひ、ご覧ください。
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中学3年生の探究授業は、2月24(月祝)日から出発するシンガポールをテーマに、グループで気になる疑問を見つけ、仮説を立てながら検証、グループ内の結論を見つけています。
今回の授業では、各グループ、検証の続きや結論の整理、発表のシートの作成を行いました。
シンガポールにアイドルグループが育たない背景を、「学歴社会」と関連付けたり、若者の心の病の多さを日本や他国と比較してみたりするグループもあれば、シンガポールに多民族国家が成立する背景を、それぞれの文化が守られやすいような地域性にあるのではないかと考えているグループもありました。
どのグループも活発に意見交換がされている様子が見られ、どのような結論にまとめ上げていくのか、とても楽しみです。
発表の準備もしてね~
意見交換は大切!
本からの情報も重要です
シート作りも楽しい!
中学入試は、保護者とお子さまの二人三脚の歩みです。
これまでの期間は、他では体験できない貴重な時間であったはずです。大変だった経験は、やがて、素敵な思い出に変わります。
受験を通して、お子様は見違えるほど成長をします。いつか必ず、一緒に歩んでくれた保護者の方への感謝の気持ちに気がつくことでしょう。
どうか、あとわずかのこの時間を大切に、そして、楽しむぐらいの気持ちで過ごしていただきたく思います。
春はもうすぐそこまで来ています。
仏教の開祖・釈尊(お釈迦さま)は2月15日、80歳でお亡くなりになられました。
2025年2月14日(金)8:50から駒沢学園記念講堂の壇上に「大涅槃図」(駒沢学園所蔵)を掲げ、仏教の開祖釈尊(お釈迦さま)のご遺徳をしのぶ、涅槃会を開催します。あわせて、2月8日(土)~14日(金)にかけて、使えなくなった針に感謝する針供養を行います。
詳しくは、ポスターをご参照ください。
前回のこまつぶに引き続き、今回も「ビジュアルヒストリー」から記したいと思います。
視覚的な史資料から歴史を考える「ビジュアルヒストリー」ですが、この授業を担当した当初から毎年取り扱っている作品があります。それは「1 カラーでよみがえる東京 ~不死鳥都市の100年~」です。
この作品は、明治期から現代に至るまでの東京にスポットをあて、震災や戦争で傷ついた東京が、多くの人々の手によってよみがえっていく様子を描いています。カラー化された「モノクロの昔」は、そう遠い過去のものではなく、今とのつながりや身近さが感じられ、本当に存在した現実なのだと思い知らされます。そして作品を通じ、制作者はどのようなメッセージを視聴者へ投げかけているのか。作品の意図も考えていきます。
さて、この作品には「2 あすへの祈念」という文章が登場します。これは、作家の杉本苑子が1964年の東京オリンピック開会式に出席した際の心情を綴った文章です。実は、彼女は東京オリンピックの約二十年前、神宮外苑競技場(現 国立競技場)で行われた出陣学徒壮行会にも出席していました。くしくも、オリンピックの祭典と学徒を戦場へと見送る壮行会が、二十年の時を経て、同じ場で行われたのです。彼女はこう綴っています。 ※以下、一部抜粋
「色彩はまったく無かった。学徒兵たちは制服、制帽に着剣し、ゲートルを巻き銃をかついでいるきりだったし、グラウンドもカーキ色と黒のふた色―。暗鬱な雨空がその上をおおい、足もとは一面のぬかるみであった。」
「オリンピックの開会式の興奮に埋まりながら、二十年という歳月が果たした役割の重さ、ふしぎさを私は考えた。同じ若人の祭典、同じ君が代、同じ日の丸でいながら、何という意味の違いであろうか。」
「きょうのオリンピックはあの日につながり、あの日もきょうにつながっている。私にはそれが恐ろしい。祝福にみち、光と色彩に飾られたきょうが、いかなる明日につながるか、予想はだれにもつかないのである。私たちにあるのは、きょうをきょうの美しさのまま、なんとしてもあすへつなげなければならないとする祈りだけだ。」
作品中、カラー化された出陣学徒壮行会の映像が流れます。色を付けてもなお、色彩はまったくありません。一方、1964年の東京オリンピック開会式は、快晴の下を入場行進する日本選手団の真紅のブレザーが鮮やかで、その強烈なコントラストに、どちらも存在していた現実なのだと痛感します。
「きょうのオリンピックはあの日につながり、あの日もきょうにつながっている。私にはそれが恐ろしい」と述べた杉本氏の心情を思うとき、この世界を二十年後も「色のある世界」として残していけるのか、はたして、この世界も本当に「色のある世界」と言えるのだろうか。歴史の一員として、私たちが果たすべき役割に気付くきっかけを「ビジュアルヒストリー」から見つけて欲しいと願っています。
AIによるモノクロ写真のカラー化が進んでいます
脚注
1 NHKスペシャル 2014年
2 『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』 講談社編 2014年
社会科 栗山
本校の教員、国語科の中野教諭が優秀教員として、東京私立中学高等学校協会より表彰されました。
中野先生は生徒への愛情が深く、真の教員だと思わせてくれる方です。生徒のために、日々新しい挑戦をし続けるその姿勢にいつも刺激をいただいていますし、教師として大事なことを教えていただいています。
中野先生にはいつもたくさんの卒業生が訪ねてきて、その様子からも、私たち教職員のみならずみなに愛されていることがわかります。多くの卒業生もこの受賞を喜んでくれることでしょう。
中野先生、おめでとうございます。
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