仏教の開祖・釈尊(お釈迦さま)は2月15日、80歳でお亡くなりになられました。

2025年2月14日(金)8:50から駒沢学園記念講堂の壇上に「大涅槃図」(駒沢学園所蔵)を掲げ、仏教の開祖釈尊(お釈迦さま)のご遺徳をしのぶ、涅槃会を開催します。あわせて、2月8日(土)~14日(金)にかけて、使えなくなった針に感謝する針供養を行います。
詳しくは、ポスターをご参照ください。

 

2024年度涅槃会ポスター
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2024年度針供養ポスター
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前回のこまつぶに引き続き、今回も「ビジュアルヒストリー」から記したいと思います。
視覚的な史資料から歴史を考える「ビジュアルヒストリー」ですが、この授業を担当した当初から毎年取り扱っている作品があります。それは「 カラーでよみがえる東京 ~不死鳥都市の100年~」です。

この作品は、明治期から現代に至るまでの東京にスポットをあて、震災や戦争で傷ついた東京が、多くの人々の手によってよみがえっていく様子を描いています。カラー化された「モノクロの昔」は、そう遠い過去のものではなく、今とのつながりや身近さが感じられ、本当に存在した現実なのだと思い知らされます。そして作品を通じ、制作者はどのようなメッセージを視聴者へ投げかけているのか。作品の意図も考えていきます。
さて、この作品には「 あすへの祈念」という文章が登場します。これは、作家の杉本苑子が1964年の東京オリンピック開会式に出席した際の心情を綴った文章です。実は、彼女は東京オリンピックの約二十年前、神宮外苑競技場(現 国立競技場)で行われた出陣学徒壮行会にも出席していました。くしくも、オリンピックの祭典と学徒を戦場へと見送る壮行会が、二十年の時を経て、同じ場で行われたのです。彼女はこう綴っています。 ※以下、一部抜粋

「色彩はまったく無かった。学徒兵たちは制服、制帽に着剣し、ゲートルを巻き銃をかついでいるきりだったし、グラウンドもカーキ色と黒のふた色―。暗鬱な雨空がその上をおおい、足もとは一面のぬかるみであった。」
「オリンピックの開会式の興奮に埋まりながら、二十年という歳月が果たした役割の重さ、ふしぎさを私は考えた。同じ若人の祭典、同じ君が代、同じ日の丸でいながら、何という意味の違いであろうか。」
「きょうのオリンピックはあの日につながり、あの日もきょうにつながっている。私にはそれが恐ろしい。祝福にみち、光と色彩に飾られたきょうが、いかなる明日につながるか、予想はだれにもつかないのである。私たちにあるのは、きょうをきょうの美しさのまま、なんとしてもあすへつなげなければならないとする祈りだけだ。」

作品中、カラー化された出陣学徒壮行会の映像が流れます。色を付けてもなお、色彩はまったくありません。一方、1964年の東京オリンピック開会式は、快晴の下を入場行進する日本選手団の真紅のブレザーが鮮やかで、その強烈なコントラストに、どちらも存在していた現実なのだと痛感します。
「きょうのオリンピックはあの日につながり、あの日もきょうにつながっている。私にはそれが恐ろしい」と述べた杉本氏の心情を思うとき、この世界を二十年後も「色のある世界」として残していけるのか、はたして、この世界も本当に「色のある世界」と言えるのだろうか。歴史の一員として、私たちが果たすべき役割に気付くきっかけを「ビジュアルヒストリー」から見つけて欲しいと願っています。

 

AIによるモノクロ写真のカラー化が進んでいます
AIによるモノクロ写真のカラー化が進んでいます

脚注
1 NHKスペシャル 2014年
2 『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』 講談社編 2014年

社会科 栗山

本校の教員、国語科の中野教諭が優秀教員として、東京私立中学高等学校協会より表彰されました。

 

中野先生は生徒への愛情が深く、真の教員だと思わせてくれる方です。生徒のために、日々新しい挑戦をし続けるその姿勢にいつも刺激をいただいていますし、教師として大事なことを教えていただいています。
中野先生にはいつもたくさんの卒業生が訪ねてきて、その様子からも、私たち教職員のみならずみなに愛されていることがわかります。多くの卒業生もこの受賞を喜んでくれることでしょう。
中野先生、おめでとうございます。

1月15日(金)高校1年生がTGG(東京グローバルゲートウェイ)で、英語研修を行いました。英語を使って2種類のプログラムに参加し、本場さながらの英語でのコミュニケーションを体験しました。

生徒の感想を紹介します。

  • May I~? Can I~? というフレーズが使えることがわかった
  • もっと自分から積極的に話せるようになりたい
  • 単語でしか話せなかったので、文で話せるようになりたい
  • 大きなリアクションをするとよいと思った

 

エアポートゾーン①
エアポートゾーン①

エアポートゾーン②
エアポートゾーン②

 

ホテルゾーン
ホテルゾーン

日本にいながら留学体験 パーツを組み合わせてボールが早く下まで落ちる装置を作っています
日本にいながら留学体験
パーツを組み合わせてボールが早く下まで落ちる装置を作っています

1月7日(火)「生き方を考える講演会」が行われました。高校の総合的な探究学習の「ライフデザイン」の授業で年に1度、開催している講演会です。今年は「性の多様性」をテーマに、ダイビーノン代表の飯田亮瑠様に講演をお願いしました。第一部は自分の色を考えるワークショップ、第二部は「性の多様性」についての講演、第三部は生徒からの質問に答える形で実施しました。

生徒の感想を紹介します。

・今日の講演を通して多様性を尊重するには一人一人が関心や意識を持つことが大切だと感じた。今できることは小さなことだけれど、偏見のある言葉を使わないことや、困っている人に寄り添う姿勢を持つことだけでも変わると思った。また、しっかりと知識を持った上で発言することが大切だと感じた。自分とは違う人のことを完全に理解するのは難しいことだけれど、少しでもその人の立場になって考えることで自分の視野が広がり、多様性を少しでも理解することができると思った。(1年生)

 

・今回のお話を聞いて、自分が疑問に思っていることを他の人も疑問に思っているのだと思った。今まで周りの子の性など考えたこともなかったが、いろいろな考えを持っていることがわかった。もし、身近な人が性自認などを公表した時は伝えてくれて嬉しいという気持ちと感謝の気持ちを必ず忘れないようにしたい。多様性の世の中で、もっといろいろなことに知識をつけておくべきだと思った。(2年生)

 

2025/01/20

【高校】団体入賞!個人優勝!
(第37回東京都弓道連盟第三地区大会)
・・・そういえば駒沢学園弓道部オリジナルウェアが1年前に完成しています。
なんか"部活感"があって良いですね。


さて、本題。
東京武道館にて中学生が大会に臨むその裏で、明治神宮では第37回東京都弓道連盟第三地区大会が開催されました。

2年前は中学で個人優勝。
昨年は高校で個人準優勝。
今年は・・・?


いつもの大会より規模が小さいとはいえ、強豪校が参加するこの大会。
今年は高校生3名で挑戦してきました。



さて予選の結果は・・・
予選を1位で通過。
かつてないスタートダッシュです。

しかも3人中2名が個人でも同率1位で通過。しかも1年生…!期待がかかります。

勝負は決勝トーナメントへ・・・。昨年は1回戦目で惜しくも敗退。今年こそは・・・!



1回戦勝利!!!続いて準決勝。勝てば優勝が見えてくるところですが・・・
またも強豪校に優勝は持って行かれました。
強いなぁ・・・。強豪校の底力を見た気がします。

とはいえ第3位!私(顧問:上戸)がコマジョ弓道部の顧問に就任して3年目。
高校団体の表彰台は初めてです!おめでとう!!




ということで、ここからは気を取り直して個人戦です。
1年生が2人、優勝決定戦。昨年準優勝した2年生1名も順位決定戦に臨みます。



結果はいかに・・・
お見事!!
1年生、強豪校の猛者達を打ち破り優勝です。
もう1名も6位入賞の大健闘でした!
個人でも団体でも表彰式。
悔しい部分もあるでしょうが、全員が表彰されるってのは素晴らしいですね。
次世代のエースの誕生です。
年度が開ければここに現在の中3が加わります。

高校生は今年度最後の大会でしたが、次年度が待ち遠しいですね。
あらためて、おめでとう!!
後日談。


3年生は間もなく卒業です。
下級生においても部長や副部長などの役職は現2年生から新2年生へ。
先輩たちの意志や想いは受け継がれていきます。

3年生から、今回の大会で入賞を惜しくも逃した2年生へ。
背中を押すが如く。
尻を叩くが如く。

矢で矢を突き刺す”継矢”

こうして意思は受け” 継がれて “いくのでした。

御後が宜しいようで。

本校弓道部ホームページは

こちらをクリック!

 

1月24日(金)、高校1年生英語クラス12名全員が、ニュージーランドターム留学に向けて成田空港から出発しました。
渡航に向けて、4月から英語力の向上はもちろん、留学に必要な知識を学び、入念に準備をしてきました。ついに出発の日を迎え、入学時から比べると飛躍的にしっかりした様子や表情を見て頼もしく感じました。
このターム留学を通して、日本では経験できない文化の違いを学び、問題に遭遇したときの解決力を身につけ、一回り大きく成長した姿で帰国してくれることを願っています。
今後も留学中の様子をご報告する予定です。どうぞご期待ください。

 

チェックインの様子
チェックインの様子

ISAスタッフから最終の注意事項を受けています
ISAスタッフから最終の注意事項を受けています

 

集合写真。全員揃って出発です。
集合写真。全員揃って出発です。

いよいよ出発です。
いよいよ出発です。

今回のKomajo Questは、「会社を作ろう」projectのグループ発表でした。
「会社を作ろう」projectは、社会のためにこんな会社があったら良いな、というアイディアをもとに企業理念や事業内容などを考えて発表してもらいました。

SDGsを意識した環境に優しい会社や、今流行りの「推し活」を応援する会社、移動式の図書館など、いろいろな会社があり、とても面白い内容でした。

 

移動図書館について①
移動図書館について①

移動図書館について②
移動図書館について②

1月25日(土)より、令和7(2025)年度高校一般入試の出願受付を開始いたします。
本校では、Web出願を導入しています。生徒募集要項をご確認の上、手続きを行ってください。

出願受付期間

入学試験日 出願受付
第1回 2月10日(月) 1月25日(土)0:00〜2月3日(月)23:59
第2回 2月12日(水)

※併願優遇制度を利用し公立高校を受験される方は、第1回2月10日の試験日を選択して出願してください。

Web出願専用サイトはこちら(外部サイト)

Web出願手続きの流れ

※インターネット環境がなく、Web出願が困難な方は、中高事務室(TEL.042-350-7123)にご相談ください。

本日、高校1年生英語クラスの生徒たちが、3か月間のターム留学でニュージーランドへ出発します。
自分自身の留学経験を思い出しても、うれしいこと、びっくりすること、困ったなと思うことの連続でした。そして、あの時一番強く感じたことは、いろいろなことへの「感謝」の思いでした。
たくさんの経験や発見の中から、みなさんは何を思い、どう成長するのでしょう。今からとても楽しみです。
勇気をもって留学に挑戦するみなさんを、心から誇りに思います。
元気に行って、元気に帰ってきてください。いってらっしゃい。

 

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