がんばれ! みんな!

 

SDGsから社会と自分を考えます。
SDGsから社会と自分を考えます。

近未来の日本に思い巡らせ、何が問題かを考えています。
近未来の日本に思い巡らせ、何が問題かを考えています。

 

未来年表を見て、意見を述べ合っています①
未来年表を見て、意見を述べ合っています①

未来年表を見て、意見を述べ合っています②
未来年表を見て、意見を述べ合っています②

高校1年生「総合的な探究の時間」で、東京都教育委員会が主催する「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」「『Deaf VR』~聞こえない・聞こえにくい世界をVRで疑似体験してみよう!」を実施しました。
VRの開発者である牧村正嗣さんの講演会とVR体験の前後半に分かれ、最後は質疑応答タイムとなりました。VR体験では、体験の前後の時間を使って、ろう・難聴児の保護者を支援する「ほっとりんく」代表のほとりさんと高校1年生の柳さんが、手話でのコミュニケーション方法について教えてくださいました。
「ろう者は拍手の音が聞こえないので、両手をひらひらと振ってくれると、ポジティブな反応をしてくれていることがわかります。」という柳さんの言葉を聞いた生徒は、その後の講演会・質疑応答タイムでも手をひらひらと振っていました。
ろう者や難聴者が普段どのような世界を生きているのか、VR体験や当事者、関係者のお話を通して知ることができました。「知らない」「わからない」ことやものに対して、人は恐怖を感じたり、拒否反応を示したり、境界を引いたりすることがあります。しかし私たちは、分かり合えない世界の中で、ともに手を取り合い支え合っていく必要があります。
今日の体験を「聞こえない・聞こえにくい世界を生きる人々とともに、より良い世界を作る」きっかけにしてもらえたならば、大変うれしく思います。

 

講演会の様子
講演会の様子

小ホールで体験
小ホールで体験

 

VR体験中
VR体験中

 

A子さんを前に、私は話しをしていました。「今、△△という問題があり、解決するためには○○したら?」と1時間近くも語りかけていました。A子さんは黙ってうなずいていたので、てっきり彼女は私の話を理解して、提案した解決策にむけて行動をしてくれるものと思っていました。ところが、翌日になってみると、私の予測を超える事態が発生しました。私がA子さんに話した事は無意味だったか、または逆効果だったのか、と思い悩みました。私が自分の指導法を見直すきっかけになった出来事です。

その後、私はコーチングを学びました。コーチングでは、相手が何か問題を抱えている場合、問題そのものよりも、相手がその問題をどのように捉え、どう感じているのかに焦点をあてます。そして相手自身がどのように問題を解決したいと思っているのか、をたずねていきます。問題が相手のものであるかぎり、解決できるのは相手だからです。 「答えは相手の中にある」のです。

コーチングでは、問題解決だけではなく、「望ましい未来を実現する、希望の言語化」もします。希望が明確に言語化されると、行動に移すことができるようになるからです。不思議なもので、自分の頭の中では漠然とした「夢」にすぎなかったものが、人に話を聴いてもらうと、雲のような形状からはっきりと形になり、実現可能なプランへと変わっていきます。私はコーチングを受けてから、長年の夢であった本の出版を、キンドルにて実現することができました。

日々の学校現場では、常にコーチングのマインドセットで生徒にあい対することは現実的でないかもしれません。良い対話をするには良い環境が必要だからです。ですが、多忙な教育現場にあっても、目の前の生徒にとって「大切なもの」は何なのか。なぜ大切なのかについて、意識を向けていきたいと思っています。

英語科 伊澤

スタートアップJr.アワードは、文部科学省が主催する学生対象のプレゼンテーション大会です。
本校では、ライフデザインやKomajo Questなどの探究型授業を中心に、さまざまなプロジェクトでプレゼンテーションを行っています。そこで、外部のコンテストで腕試しをしたい生徒を募ったところ、高校2年生の宮澤さんが名乗り出てくれましたので、第6回スタートアップJr.アワードにエントリーしました。
今年は2,214名、1,087組の参加者がいましたが、宮澤さんは見事一次審査を通過し、高校生の部ベスト10に選ばれました! 残念ながらファイナリストの3名には選ばれませんでしたが、本校の探究活動で培ったプレゼンテーション力が外部でも通用することを証明してくれました。

以下、宮澤さんのコメントです。

先生に勧められ、「楽しそうだしやってみるか」という軽い気持ちで応募しましたが、一次審査にまさか自分が選ばれるとは思いませんでした。「これはもうファイナリストを狙うしかない!」と思い、結果発表された冬休み中はコンテストのことばかり考えていました。魅力的な話し方を研究したり、資料の見やすさを一から学んだり、必要なデータや情報を集めたりと、試行錯誤を重ねました。
コンテストのテーマは「アントレプレナーシップ&ドリーム」とのことで、私は過去に不登校だった経験を活かし、不登校を減らすために学校の朝礼や終礼の時間にAIと自由に悩みを話せるアプリ「ゆあぼいす」を提案しました。ファイナリストには選ばれませんでしたが、「ゆあぼいす」の制作を通して自分自身のプレゼン力が向上しましたし、先生や親と一緒にプレゼンを作り上げていく過程が、何よりの宝物になりました。
直感的に挑戦したことが、こんなにも大きな経験になるとは思いませんでした。これからも自分の直感を信じて、挑戦を続けていこうと思います。

「ゆあぼいす」を提案した宮澤さん
「ゆあぼいす」を提案した宮澤さん

「ゆあぼいす」の起動画面
「ゆあぼいす」の起動画面

ゆあぼいすくんは、自分の気持ちを言語化するのを助けてくれます
ゆあぼいすくんは、自分の気持ちを言語化するのを助けてくれます

お釈迦さまがお涅槃にお入りになったことを記念する式典、涅槃会を行いました。

涅槃とは、サンスクリット語でニルバーナ、吹き消す・吹き消されている状態のことで、漢訳では、「寂静」と訳されます。
意味は、悩み苦しみのない安らかな状態のことです。

分かりやすく例えるなら
『鬼滅の刃』の無限列車に出てくる精神の世界、透き通った青空の世界のことと言っていいでしょう。

お釈迦さまが死ぬことで伝えていることは、
「肉体は死んでも、法身(存在)は永遠にあり続ける」をいうことです。

生まれて死ぬ、という見た目の現象と、本質は生死という見た目の現象を超えて、普遍・永遠に〈ある〉とも言えます。

私たち人間はオギャーと生まれたからには必ず息を引き取る日が来ます。
いつ最期が来てもいいように心燃やして生きること、死を通して、「今」をどう生きたらよいかを考える機会になればいいです。

生徒の感想

  • お釈迦さまの教えがあるおかげで、現代の私たちも幸せに生きるヒントを得られると考えることができた。
  • みんなが祝福の気持ちでむかえていて、とても良い空間だなと思いました。
  • 静寂な空間で仏教の深い教えに触れることができ、心が落ち着いた。精神的に豊かなひとときを過ごせたと感じた。
  • 死ぬ後を考えるよりも今をよく生きるという心を忘れないでいきたい。
  • 死ぬことは生きていく中で自然なことだから、死ぬのが怖いと怯えながら生きていくのではなく、死ぬ時に悔いが残らないような生き方になるように過ごしていきたいと思いました。
  • 死はただ悲しく辛いものだと思っていたけれど、それだけではない、幸せを噛み締めることのできることであるのだと思った。
  • お釈迦さまのようにたくさんの人から感謝されるような行いを日常生活から意識して行うことが大切なのではないかと考える。
  • 改めて生と死について考えることができた。またお釈迦さまが示した、無常と苦の教えを再確認し、自らの生き方を見つめ直すきっかけになりました。
  • 「死ぬ」がこの世に無かったら私たちは生きる意味と大切さに気づくことはないのかなと思いました。

お焼香です。
お焼香です

お経を唱えています
お経を唱えています

ご導師の法話
ご導師の法話

藤野正観画伯作・人間国宝の和紙に描かれています
藤野正観画伯作・人間国宝の和紙に描かれています

本校では毎年、夏期セミナーを利用して「薬物乱用防止標語」を作成、応募しています。
今回、中学2年生の生徒1名が、応募総数478作品の中から見事、稲城市長賞に選ばれました。稲城市長から表彰状と商品を受け取り、受賞者が一人ひとり、作品に込めた思いを述べました。生徒にとって貴重な経験となりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

令和6年度 第17回 稲城市立小・中学校合同展覧会【書き初めの部】に本校中学校代表9名が出品しました。
中三が「伝統を守る」、中二は「大志を抱く」、中一が「不言実行」を書きました。いずれも学年を代表する力作です。
令和7年2月1日(土)から2月12日(水)まで城山体験学習館にて展示されていました。

 

 

放課後、あちらこちらの教室から生徒たちの歌声がもれてきます。
今週末に迫る合唱祭に向けて、いよいよラストスパート、猛練習中の様子です。
コロナ禍で合唱祭が中止になった年もありました。みんなで声を出して歌えることは、当たり前ではなく、幸せなことなのだと思い知らされた出来事でした。
毎年、涙あり、笑いありの感動の合唱祭。今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。全員が主役です。本校生徒が目標とする、一人ひとりが自分らしく輝く姿を、ぜひ見せてほしいと思います。


講堂でリハーサル

1月24日(金)、誕生記念日(道元禅師と学園の誕生をお祝いする式典)を行いました。

道元禅師は比叡山で修行中、「人は生まれながらにしてすでに清浄で、もともと悟っている」という言葉に、生まれながらにして仏ならば修行は必要ないのではないか、と疑問を抱かれました。

その疑問解決のため、中国へ留学、正師と出会い修行を経て疑問が解決されました。

それは「我々はもともと仏であるがそのままでは見ることも気付くこともできない。坐禅をすることで、エゴを手放し、妄想を妄想と見破って、〈本当の自分〉に気づくことだ」ということでした。

では、道元禅師のつかみとった生き方、教えが自分の人生にどう結びつくのでしょうか。

学生の本分は勉強することです。
なぜ勉強するのか、意味を見出せず苦しむ方も多いことでしょう。

大切なことは、受験の合否やテストの点数のよしあしで一喜一憂する自分の後ろに存在している〈本当の自分〉を見出し、もともとある、過去から連綿と続いてきた〈いのち〉と一体化している「今・ここ」を光り輝かせ、人生をまっとうする瞬間にあります。

日常生活の中で私たちは失敗や苦しみを排除しようとしますが、そうではなく、「苦しみ」という泥の中から美しい蓮の花、自分の可能性が開花するのです。

人生は山あり谷あり。苦しみの中にこそ、仏としての自分を自覚する最大のチャンスがあり、仏としての〈いのち〉が生きることになるのです。
この誕生記念日が「生き方」について考える機会になることを願います。

 

落ち着いた司会でした。
落ち着いた司会でした。

お焼香を捧げています。
お焼香を捧げています。

 

両班の皆さん、とても美しい座り方です。
両班の皆さん、とても美しい座り方です。

合唱部、吹奏楽部の演奏です。
合唱部、吹奏楽部の演奏です。

 

参加する生徒の様子です。
参加する生徒の様子です。

導師による講話です。
導師による講話です。

ページ
TOP