「先生! 今度、漫研と文芸部でコラボしませんか?」

この企画は、文芸部の部長の一言から始まりました。漫画アニメ研究部の部長ももちろん同意し、両部活の高2の部員たちで企画を進めました。

最初はなかなか意見がまとまらず、2学期末に発行する予定が延期になってしまいました。しかし、両部活の部員たちだけでしっかりと企画・調整・準備を進め、無事に発行まで辿り着きました。そして、2月9日(月)から、数量限定で校内での配布をすることができました。

部員たちは「自分たちで作れた!」という大きな達成感を感じられたようです。また、私たち顧問も、部員たちの自主性が育まれる良い経験になったと感じました。(両部活顧問)

 


表紙・裏表紙


目次

 


本文・挿絵


数量限定で配布しました

2月9日から14日まで、針供養を行いました。
針供養とは人間の生活(衣食住)の「衣」を支えてくれている針に感謝をし、やわらかい豆腐に刺して休める、という日本の風習です。
大量消費大量生産の現代、物のありがたみを感じることは困難かもしれません。しかし、我々の先祖は、物を通して心の豊かさを育んできたのです。
また、「おかげさま」という言葉があるように「~のおかげ」で生活が成り立っているという謙虚さや感謝の心がありました。
みなさんも、針供養をきっかけに一歩立ち止まり、便利さの生活の裏には何があるのか考えをめぐらしてみてください。

生徒の感想

  • 針供養を通して、感謝の気持ちは心の中だけでなく、形にして表すことに意味があるのだと思った。
  • 今の生活の中では、道具を労わるという発想はなかなか思いつかない。少なくとも私は、これまで深く考えたことがなかった。道具にまで感謝し、休ませてあげようとする考え方はとても素敵で、日本の文化や心を感じた。
  • 折れたり曲がったりした針を、豆腐やこんにゃくに刺して供養することから、物を大切にする日本人の心が表れていると感じた。針は人の役に立つ道具であると同時に、扱い方によっては人を傷つけてしまうこともある。だからこそ針供養は、自分の行動や心の在り方を振り返る機会にもなる行事だと思う。感謝の心を学ぶ、大切な行事だということが分かった。

最後まで頑張ってくれた針を捨てるのではなく、柔らかいお豆腐に供養することで、物を大切にする気持ちが育つのだと思いました。
毎日使っている物にも、「ありがとう」という気持ちを持って使うことが大切だと感じました。
仏教を学ぶことで、普段あまり考えていなかったことにたくさん気付かされました。
仏教が思っていた以上に身近で、楽しいものだと感じられて嬉しかったです。


針供養の様子


豆腐に針を刺します


針さん、ありがとう!

昨日は建国記念の日でしたね。
この日が来ると、私は中学生の頃のある冬の朝を思い出します。

家族で早朝に近所の神社へ参拝に出かけた日のことです。
外に出た瞬間の空気は、身が引き締まるというより“刺さる”ような冷たさで、当時の私は思わず「今日は本当に行くの?」と小声でつぶやいていました。

ところが、境内に着くと、空気が少し変わりました。
薄暗い空の下、静かに手を合わせる人たちの姿や、澄んだ鈴の音を聞いていると、寒さの中にも落ち着いた雰囲気が漂っていて、自然と心が静かになっていくのを感じました。

帰り道、父が「国を想うってね、難しく考えることじゃなくて、周りの人や日々を大切にすることなんだ」と言いました。
その時は「そういうものなのかな」くらいにしか思っていませんでしたが、大人になってからじわりと意味が染みてくる言葉です。

そして最近では、その言葉を聞くと受験生のみなさんのことをよく思います。
派手さはないけれど、毎日積み重ねてきた時間や努力は、確かに自分の力になっています。
勉強はときどき思い通りにいかなくて不安もあると思いますが、昨日までのひとつひとつの積み重ねが、必ずみなさんを支えてくれるはずです。

うまくいかない日があっても大丈夫です。
歩幅は日によって違っても、前に進んでいることに変わりはありません。

受験という大切な時期を迎えているみなさんが、自分の力を信じて進んでいけますように。
静かに、でもしっかりと応援しています。

 

数学科 M.T.

 

1月28日(水)1時間目は中学探究発表会でした。10月後半から始まった探究学習。中1は各自が好きなテーマを選び、中2はグループで平和に関連したテーマを深め、中3はペアで修学旅行先のシンガポールに焦点をあてたテーマでの探究活動となりました。各自が興味を持って取り組んだ内容は面白く、生徒の振り返りアンケートでは「前から興味を持っていたことについての発表をほかの人がしていた」との声もありました。また発表については「アイコンタクトをがんばった」「みんなで読む場所を相談しながら、時間はかかったけれど文章や画像を出し合いながら作った」「スライドを見やすく作れた」など振り返っていました。限られた時間の中で一生懸命取り組んだ成果が表れた発表となりました。

探究テーマ(抜粋)

中学1年生
  • 犬の嗅覚のすごさ ~嗅覚は犬にとって大切!~
  • 虐待されている子にできること
  • 人工灯と自然光のちがい ~色の波長について~
中学2年生
  • ヤモリはどのように環境平和に貢献しているのか
  • いじめの無い学校にするために私たちにできることは
  • 原爆ドームが伝えているメッセージとは
中学3年生
  • シンガポールはなぜ水不足に直面し、どのような政策や技術で解決してきたのか
  • 小さな港町は、どのようにして人を引きつける場所へと成長するのか?
  • 国民が安定して暮らせるように、教育や医療、住宅などにどんな工夫をしてきたのか?

高校3年間の探究学習「Komajo Quest」が、ついに集大成を迎えました。最終テーマは、外国人観光客に向けたツアー企画をプロデュースする「Komajo Travel Bureau」。教室での緻密な準備を経て、生徒たちはついに実践の舞台、冬の鎌倉へと繰り出しました。

■ 組織としての力:個を超えたチームの推進力

今回の活動で、生徒たちが最も大きな手応えを感じたのは「チームワーク」の重要性でした。

  • 「個人の力には限界があるけれど、組織として機能したときの推進力の大きさを学んだ」
  • 「このメンバーだったからこそ、ツアーの質を一段階上げることができた」

そんな力強い言葉が、生徒たちから自然と溢れ出しました。互いの得意分野を理解し、能動的に役割を分担し合う。集団が一つの目標に向かって動くときの強さを、彼女たちは身をもって体験しました。

■ 未来へつながる「視点の変化」

3年間の探究学習の締めくくりとなった今回のフィールドワーク。 地域の文化を再発見し、それを「誰かのために」編集して届けるプロセスは、生徒たちにとって揺るぎない自信となりました。

高校卒業を目前に控えた彼女たちが手に入れた「多角的な視点」や「協力して形にする力」は、大学、そして社会という次のステージへ踏み出すための大きな原動力となるはずです。

「Komajo Travel Bureau」、これにて全行程終了。 鎌倉の冬晴れのような清々しい表情で、彼女たちの「探究の旅」は幕を閉じました。

 


写真左より:大仏様、大仏まんじゅう、抹茶

 

駒沢学園女子中学高等学校は、モンゴル文化教育大学付属高等学校と国際文化交流に関する包括協定を締結しました。
協定の締結に伴い、2026年1月20日(火)本学園において締結式を開催し、モンゴル文化教育大学付属高等学校の牧原創一理事長と本校の土屋登美恵校長が署名し協定書を取り交わしました。
本学はこれまでもグローバル化の推進を重要な教育方針の一つとして位置づけ、国際的な視野をもった人材の育成に取り組んでまいりました。
今回の包括協定の締結を機に、両校の相互理解と友好関係を一層深め、生徒、教職間の交流を活発に進めていく予定です。
今後、留学や相互学校訪問等、教育、文化交流をはじめとしたさまざまな取り組みを通して、生徒一人ひとりが異文化に触れ、国際社会で主体的に活躍できる力を育んでまいります。

 


協定書にサインする牧原創一理事長(左)と土屋校長(右)


調印式後の記念写真

 

世界には、18歳未満で結婚を強いられる「児童婚」の犠牲になる少女たちが今も絶えません。
今回、高校1年生のライフデザインの授業では、ドキュメンタリー映画『ソニータ』を鑑賞しました。イランに逃れたアフガン難民の少女が、ラップという武器を手に自らの運命を切り拓いていく姿を通し、生徒たちはジェンダーや人権について深く考えました。

映画『ソニータ』とは?

アフガニスタン出身の少女ソニータ。彼女を待っていたのは、家族を養うための「花嫁代金」として見知らぬ男性に売られるという現実でした。

映画のあらすじ: 施設で保護されながらラッパーを夢見るソニータが、伝統という名の「児童婚」に立ち向かい、自らの声を世界に届けていく軌跡を追ったドキュメンタリー。

授業の様子と生徒の反応

映画を観終えた後の教室は、静かな衝撃に包まれていました。その後の生徒の反応は以下のようなものがありました。

  • 「自分と同じ年齢の女の子が、お金のために売られる現実に言葉を失った。日本に住む自分たちの自由がどれだけ恵まれているか実感した。」

「家族を救うために結婚が必要という背景もあり、単に『親が悪い』と切り捨てられない難しさを感じた。でも、個人の夢を奪う伝統は変えていかなければならないと思う。」

「ソニータがラップで自分の想いを叫んだとき、鳥肌が立った。困難な状況でも、自分の意志を持つことの大切さを学んだ。」

これからの社会のために

児童婚は、貧困、教育の欠如、そして根深いジェンダー不平等が複雑に絡み合った問題です。
今回の授業のゴールは、悲しい現実に同情することではありません。「なぜこのようなことが起きるのか」「ジェンダーによる不平等は私たちの身近にもないか」と問い続けることです。生徒たちがこの授業をきっかけに、世界の問題を「自分たちの課題」として捉え、多様な生き方を尊重できる大人へと成長していくことを願っています。

 


上映中の様子

 

 

1月26日(月)、本校では鎌倉時代の僧侶・道元禅師と駒沢学園の誕生をお祝いする「誕生記念日」の式典を行いました。
ご講話では、曹洞宗で用いられる言葉である 「威儀即仏法(いぎそくぶっぽう) 作法是宗旨(さほうこれしゅうし)」 についてお話しいただきました。
ここでいう「威儀」とは、身なりや所作のことを指します。身だしなみ、姿勢、言葉遣いを整え、日常のあらゆる行いを丁寧に行うこと ―― それこそが仏の教えにしたがって生きることにつながる、という大切な教えを説かれました。
すべての存在は「仏性」(無限の可能性)を備えています。その可能性に基づき、きちんとした生活を送ることで心が静まり、人格が磨かれていきます。
自分の心の奥を照らし、あるべき姿を見つめ、仏性という無限の可能性を発見し、それを磨き続けることの大切さを教えていただきました。

生きとし生けるものは皆「仏性」を持つ存在です。それを自覚し、常によりよく生きようと努める向上心こそが、私たち一人ひとりの“先生”となります。

誕生記念日を迎え、“生きるとは何か”について、ぜひ一人ひとりが深く考える機会にしてほしいと思います。

 


散華道場、場を浄めます。


献茶湯、蜜湯・お菓子・お茶をお供えします。

 


厳かな雰囲気です。


生徒代表の両班がお焼香をいたします。

 


理事長の講話です。

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