本学園の創立者・初代学園長 山上曹源先生は、昭和32年3月21日に享年80歳で遷化されました。「山上忌」とは、この山上先生の遺徳を偲(しの)ぶための式典です。
先生の恩徳にちなんで、高等学校の卒業式では「山上賞」という賞典を設け、これに相応しい卒業生に賞状が授与されています。
また記念講堂前には、山上先生の功績を称えた胸像が建てられています。

 

日時 2024年3月19日(火)8時50分開式
場所 駒沢学園 記念講堂

 

式典の様子
式典の様子

講話(校長 土屋 登美恵先生)
講話(校長 土屋 登美恵先生)

式典では土屋 登美恵校長より講話がおこなわれました。

講話内容は、山上先生の人物像を語る上では欠かせない「生徒と一緒にトイレ掃除を自ら率先して行った」逸話を話され、山上先生が伝えたかったものは何かを皆で考え見つけていくべきである。また、1945年3月9日東京大空襲により学園校舎が完全焼失し、そこから立ち上がって現在があるという97年の歴史を忘れないでほしいということ。
また、建学の精神である「正念」「行学一如」の意味を見直し、正しく自分の心を整え、今やるべきこと一つ一つを大切に日常生活を送ってほしい。学園に関わってきたすべての方々の思いを胸に、感謝して生きる意味、責任を持って学ぶ意味を考える1日にしてほしい、と生徒たちにお話しされました。

今回のテーマは「宝くじシミュレーション」です!

「もし7億円当たったら!?」と考えたことがある人は少なくないんじゃないでしょうか。そのため、実際に宝くじを当てるためには「どのくらいお金を使うのか」というシミュレーションを行いました。
このシミュレーションでは、これまでに授業で扱った順次・選択・反復の構造の総復習を行いました。完成したプログラムは、実行するごとに「使ったお金」が変わるため、生徒同士で互いの実行結果を見せ合いながら設定などを変えて楽しく学んでいました。

 

 

昭和56年4月に駒沢学園女子中学高等学校に赴任し令和6年3月に定年退職を迎えます。中学3年の時に全国中学校バスケットボール大会を観戦し、将来、体育の教員としてバスケットボールの指導者になりたいと思ったのが始まりです。昭和56年3月に日本体育大学を卒業し、念願の教員として希望と夢を持って、昭和56年から昭和の64年1月まで世田谷区弦巻で教員生活を過ごしました。教員は、授業・担任・生徒指導・校務分掌・クラブ顧問などやる仕事が多いですが、当時の先生で島崎雅明先生(英語科・陸上部顧問)、松沢好久先生(体育科・バレーボール部顧問)の先生方の背中を見てまたご指導をいただいて今の自分が有ります。特に松沢先生には心身共に鍛えられました。世田谷時代は、グランドも狭く体育館もない環境でしたが、工夫をして授業を行い、クラブ活動では雨の日は校舎内で体力作り、休日は大学の先輩の松田登先生(当時:佼成学園女子高等学校教諭・バスケットボール部顧問)に合同練習や試合などでお世話になり、63年の総体予選では部員8名で東京都のベスト8決め(東京都340校登録)の試合まで進める様になり、体育館がなくても工夫次第でできる自信につながりました。

平成の時代になり、東京都稲城市に全面移転し環境と施設は申し分のない総合学園となり、授業ではタータンのトラック(1周300M)と人工芝のグランド、体育館(バスケットボールコート2面)を最大限に使った授業を展開し生徒たちの体力向上に励みました。クフブ活動でも、体育館ができ、より一層頑張ろうと気持ちで取り組みましたが、中々好成績を出すことができませんでしたが、指導歴26年目の平成19年の総体予選におきまして目標のベスト8に入賞し生徒たちの喜びの顔は今でも鮮明に覚えております。また関東大会に出場できるチャンスは、4回ありましたが自分の指導力不足で逃したことは生徒たちに対しまして申し訳ない気持ちで一杯です。

自分の考えは、全国優勝をしようが1回戦負けでも生徒たちが3年間満足をして卒業をして行き、次のステージでチャレンジをしてもらいたいということです。
常々思っていることは、生徒たちに自分の行きたい学校、行った学校に誇りと母校愛を持つことだと思います(こんな学校に来たくなかったとか、行く学校がなかったとか寂しい言葉を聞きます。在校生を満足させることが一番だとも思います)。
今の世の中、大変な時代になっておりますが、教員というプライドを持つことと声掛けなどでコミュニケーションを図ることも重要だと思います。
今までに会った先生方、生徒たちが宝であり、思い出です。
次のステージは、都立高校で男子バスケットボール部の部活動指導員をやりながら、趣味の釣りとキャンプを孫たちとやっていけたならと思っております。

GoGo駒女。
43年間、ありがとうございました。

保健体育科 鳥海

私がここ、駒沢学園に始めて足を踏み入れたのは、25歳の春でした。
大学卒業後22歳で、夢であった英語の教師になり、他校で3年間勤めたあと、この学校の教師になりました。
駒沢学園の雰囲気がいっぺんで好きになり、そこから30年以上もの月日がたってしまいました。
生徒たちが愛しく、可愛かったことはもちろんですが、先輩の先生たちが、みんな暖かくて、ふわっとした感じが心地よく、ああ、いい学校だな、と思ったのです。

春は出会いと別れの季節。これまで、出会ってくれた全てのみなさまに、感謝をしましょう。
みんなに支えられて、支え合って、今、私たちはこうして生きているのです。

令和5年度、終了! みなさま、ありがとうございました。

中学2年生の国語では、1年間を通してさまざまな学習・活動を行いました。
その中でいくつかをご紹介します。

【1学期】

「読書を楽しむ」という単元ではグループで読書ポスターを作成しました。各グループで共通のテーマを決めてから、各自で本を選び、紹介したい言葉や情報をまとめていきました。

 

【2学期】

君は『最後の晩餐』を知っているか」という評論の教材では、筆者の主張のひとつに「手のポーズは心の動きを表す」「驚き、失意、怒り、諦め……手に託された心の動きの見本帳である」とあります。また、「試しにその一つ一つのポーズを君もまねてみよう」とあります。クラス全員でどのようなことを表現したポーズなのかを考えながら、「最後の晩餐」を再現してみました。

 

【3学期】

『平家物語』の「扇の的」では群読発表会を行いました。
「扇の的」を3つの場面に分け、それぞれ持ち回りで音読グループ・音響グループ・色彩グループを担当しました。特に音響では、その場面で聞こえてきそうな音を想像し、音を見つけ、音読に合わせて音をつけて発表を行いました。

 

 

2月17日(土)、本校記念講堂で合唱祭が行われました。

中学全体合唱の「Forever」で元気よく始まった今年の合唱祭。各クラスの歌声が記念講堂に心地よく響き渡りました。この日のために一生懸命練習を重ねてきた皆さん、本当にお疲れさまでした。

審査員の先生からは講評の際に“歌詞の大切さ”についてお話がありました。
イタリアでは歌い手の事を「通訳者」と呼ぶことがあり、これは作曲家や作詞家の想いや音楽の方向性を正しく理解して、聴衆に通訳をするという大切な意味を持っている。といったお話でした。合唱では声の大きさや音程の正確さなどに重点を置きがちですが、それだけではなく歌詞に込められた思いをみんなで深く考えることによって合唱の質が上がってくるのではないでしょうか。

昨年度、数年ぶり開催された合唱祭ですが、今年度はさらに盛り上がりを見せてくれました。来年度はさらに素晴らしい演奏を楽しみにしています。

 

中学全体合唱
中学全体合唱

高1学年
高1学年

 

高2学年
高2学年

舞台裏で合唱祭実行委員が頑張っています!
舞台裏で合唱祭実行委員が頑張っています!

 

表彰の様子
表彰の様子

外部審査員の方から講評♪
外部審査員の方から講評♪

合唱祭の様子をInstagramに投稿しておりますので、ぜひご覧ください。

2月26日(月)から3月1日(金)にかけて、中学3年生がシンガポールへ修学旅行に行ってきました。この学年からの新しい取り組みで、特に中学3年生に上がってからは事前研修を重ねてきました。

【初日】

朝早くに羽田空港に集合し飛行機へ! 着いた先は常夏のシンガポール、真冬から真夏へひとっ飛び。この日はナイトサファリを楽しみました。

 

羽田にて これから出国です
羽田にて これから出国です

トラムに乗ってナイトサファリへGo!
トラムに乗ってナイトサファリへGo!

【二日目】

日系企業訪問ということでPasonaさんを訪問しました。Pasonaさんは世界各国で人材派遣サービスなどを展開している企業で、日本人が世界で活躍する秘訣、これからの日本の在り方について貴重なお話を聞くことができました。また現地では、英語とその他の言葉が混じってできたSinglish(シングリッシュ)についてレクチャーもありました。
午後は、現地の大学生と英語で交流をしながら市内を案内してもらいました。

 

Pasona シンガポールにて お話をしてくださった森村様とOh Yong Ting様
Pasonaシンガポールにて
お話をしてくださった森村様とOh Yong Ting様

現地大学生との交流
現地大学生との交流

【三日目】

お隣の国マレーシアはジョホール・バルに赴き、陸路での国境を越える体験をしました。また現地の学校Kolej Vokasional(ERT)Azizahを訪問し、温かく歓迎していただきました。マレーシアの伝統ゲームや、両校の出し物をして楽しみました。またマレー文化村やモスクを訪問し、現地の文化に触れました。
午後は再びシンガポールに再入国。日本占領時期死難人民記念碑を訪れ、お祈りを捧げてきました。こちらでは、日本の占領期に犠牲となった、華人、マレー人、インド人、ユーラシア人(白人とアジア人の混血の人)の4つの民族の象徴として、4本の碑がそびえています。それぞれの言語で、追悼の言葉が書かれており、非常に感慨深かったです。

 

マレーシア学校訪問
マレーシア学校訪問

現地の学校と交流をしました
現地の学校と交流をしました

 

日本占領時期死難人民記念碑
日本占領時期死難人民記念碑

遥にお偲び申し上げてきました
遥にお偲び申し上げてきました

【四日目】

午前はUSS(ユニバーサル・スタジオ・ジャパンならぬユニバーサル・スタジオ・シンガポール)で楽しみました。もちろんライドなどの説明は全て英語で、中国語の字幕もあり国際色豊かでした。
午後は、異文化学習ということで、チャイナタウン、リトルインディア、アラブストリートを散策しました。どれも初めて見るものばかりで、アラブストリートにあるモスクから流れていたコーランはとても美しかったです。

 

USS! キム先生も来てくれました!
USS! キム先生も来てくれました!

アラブストリート 奥にモスクが見えます
アラブストリート 奥にモスクが見えます

以上の濃密な行程を通して、多くのことを吸収して帰国しました。新しく広がった視野でこれからの高校生活を過ごしてくれることを期待しています。

摩擦力とは、物体同士が接触しているときに働く力で、必ず進行方向とは逆に作用します。この摩擦力のおかげで面の上を動いている物体は止まれるわけですが、もし摩擦力が無かったら……!?
そこで、CDとファイルムケースを使ってホバークラフトを作ってみました! ホバークラフトとは、空気の力で本体を浮かせて走る水陸両用の乗り物です。
フィルムケースを用意し、フタと底に穴を空けます。それを不要になったCDにくっつけて、さらに上部に膨らませた風船をセットします。すると空気の力でCDが少しだけ浮くので、ホバークラフトの完成です! ポンと押すと、スーッと音もなく走っていきます! しかし、走り出したCDホバークラフトも、いつかは止まってしまいます。摩擦力が働いていないのに、なぜ止まってしまうのでしょうか? ぜひ考えてみてくださいね。

 

ホバークラフト作成中。穴を空けるのが少し大変でした!
ホバークラフト作成中。穴を空けるのが少し大変でした!

実験台の上では、押さなくても空気の力だけで走りました!
実験台の上では、押さなくても空気の力だけで走りました!

1月中旬、中学校からの友達と浅草に行ってきた。その日の動きはこんな感じだった。

  1. 食べ歩き
  2. カフェにてお互い近況報告
  3. スカイツリーまで歩きソラマチで買い物
  4. ???
  5. 夕食

ソラマチで買い物をした後、夕食まで時間があった。押上付近は公園もたくさんあり、満腹のお腹を空かせる手段はたくさんあったにも関わらず、私たちが向かった先は「バッティングセンター」。

社会人の女性4人がバッティングセンター!?!?と思うかもしれないが、この日会った友達は全員、駒女中学の硬式野球部だったメンバー。とはいえ、浅草に来てまでバッティングセンターに向かう自分たちには笑ってしまった。バッティングセンターは予想以上に混み合っていて、順番待ちをするほどだった。待っている間は、中学時代の部活の話をしたり、前で打っている人の振りが綺麗だ、など野球の話ばかりをしていた。そして、いよいよ自分たちの番。私自身はバットを持つのは久々でもなかったが、数年ぶり、さらには10年以上バットを持っていないという友人も。
バッティングの結果は、周りの視線を集めてしまうほど、良いスイング、良い打球、そして良い声がけ(お互いのバッティングを見ながら、アドバイス)だった。

中学時代を思い出した。
朝練をし、授業を受け、放課後はダッシュでグラウンドに向かい黙々と練習。思い通りのプレーができなかったり、先輩に怒られたりと、決して全てが楽しい思い出ばかりではないが、それを一緒に乗り越えてきた仲間と卒業してからもこんなふうに遊び、当時を思い出すことができたのがすごくうれしかった。
今年もあっという間に2か月がすぎ、卒業の季節になった。
春は別れと出会いの季節。中3、高3生にはぜひ、駒女で出会った友達との付き合いを大切にしながら新しい出会いも見つけてほしい。中高で出会った友達はこれからの人生において本当に大切な存在となると思う。ぜひ大人になっても中高時代を思い出してみてください。

英語科 早川

3月5日(火)本校記念講堂にて令和5年度 駒沢学園女子高等学校卒業式を挙行しました。
ご来賓・保護者の皆さま・教職員が参列し厳かな雰囲気のもと卒業式が行われ154名が巣立っていきました。今年度は卒業生による合唱もあり、とても感動的な式となりました。
卒業式後は写真撮影などをして、友人や在校生、先生方との別れを惜しんでいました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。3年間さまざまなことがあったと思いますが、駒沢学園での思い出を胸に、それぞれの道で頑張ってほしいと思います。
これからの人生が素晴らしいものとなるよう、教職員一同お祈り申し上げます。

HPはこちら

https://www.komajo.ac.jp/jsh/
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