私立学校研究家 本間勇人さんのブログ「ホンマノオト21」に、本校が紹介されました。
ぜひ、ご覧ください。

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高校3年生の仏教の授業では「宗教」について学んでいます。今回は、宗教の授業を通して私自身考えたことを記します。
ユダヤ教には、モーセが神から授かった十戒があり、その中に「盗んではならない」という戒めがあります。
仏教にも、仏教徒が守るべき五戒があり、その中に不偸盗戒 ふちゅうとうかい (盗んではいけない)という戒めがあります。
では、なぜ「盗んではいけない」のでしょうか。なぜ2500年も前から、どの宗教も共通してこの戒めを語り続けてきたのでしょうか。
盗むと、確かに目の前の欲しいものは手に入ります。しかし、その代わりに人は大切なものを失ってしまいます。自分の心がすさみ、むなしい気持ちが残るのです。
盗まれた人を傷つけるだけでなく、実は自分自身の誇りや誠実さを手放してしまっているからです。「欲しいものを手に入れたはずなのに、心は満たされない」――宗教が「盗むな」と教えてきた背景には、そんな深い人間理解があります。
ここで、仏教の修行者の生活を少し見てみましょう。出家者が持つことを許されるのは「三衣一鉢(さんねいっぱつ)」と呼ばれる三種類の衣と一つの鉢だけです。
持ち物が多いと心が落ち着かず、守ることにとらわれ、欲望が広がっていくからです。
人間の欲望には限りがありません。だからこそ、最小限の持ち物で暮らし、心と向き合う修行が大切にされてきました。もう一つ大切なことは、修行者といえども人間は社会の中で生きているという点です。
修行は一人ではなく、共同体の中で営まれます。もし共同体の中で「盗む」という行為が起これば、安心して生活できず、集団が成り立たなくなってしまいます。戒めが必要なのはそのためです。
多くの宗教は「盗むのではなく、与えること」を大切に教えています。与えれば、自分の手元のものは減ります。しかし不思議なことに、心は豊かになり、幸福感に満たされていきます。
差し出した時に相手から「ありがとう」と言われると、心が温かくなります。だからこそ、古くから「盗むな、与えよ」という教えが伝えられてきたのでしょう。
私たちの日常でも同じことが言えます。席を譲る、困っている人に手を差し伸べる――そんなささやかな「与える」「手放す」行為をしてみると、手放したはずなのに、むしろ心が満たされ、安らぎが生まれることに気づきます。そしてそれは、自分も他者も幸せにする生き方につながっていきます。
「奪わない」「与える」という視点から宗教を見ると、単なる決まりではなく、人間の心の働きを深く見つめた教えであることが分かります。
宗教の歴史を学ぶことは精神の歴史を学ぶことであり、自己理解にもつながっていきます。生徒にもその面白さを発見してもらいたいです。
奪うことで人はどんな心になるかを知り、手放すことで、実はもともと幸福に満たされているという「こころの平和・平安」に気づきます。――そのことを、ぜひ日常の中で感じてみてください。

手放したその先に、無限の世界が広がります。
仏教科 T.N.
国語科では、毎年中学2年生が「水の作文」に取り組んでいます。普段何気なく使っている水について、生徒一人ひとりが、それぞれの視点で執筆しています。
今年度は、その中から1名の生徒が水道局長賞、その他3名が佳作を受賞しました。水道局長賞は全応募総数の中から、上位10点程度が選出され、東京都庁で表彰状授与式がおこなわれます。
見事局長賞を受賞された中学2年生の生徒は、稲城に生息するホタルに焦点を当て、“水は人間だけのものではなく、すべての生き物の命の源である”という思いを作文に込めました。本校では、仏教の精神に基づいた「すべての生き物への慈しみの心」を大切にしています。最近では、各地で熊による被害がニュースで取り上げられていますが、この土地は私たち人間だけのものではありません。人間が快適に過ごせる生活を追求した結果、多くの動植物たちの命や生活をないがしろにしてきたという事実にも目を向けなければなりません。今後も授業を通して、水の大切さや自然の尊さについて、生徒のみなさんと考えていきたいと思います。
受賞作品は東京都水道歴史館(1/9〜25)や東京都水の科学館(2/4〜20)、奥多摩水と緑のふれあい館(3/3~17)などで順次展示されます。また、東京都水道局のHPでも作品をご覧いただくことができます。

受賞式の様子①

受賞式の様子②

水道局長賞を受賞しました!

水滴くんと水玉ちゃんと一緒に
3年生引退イベント その1

◇ドッヂボール編◇

★選手同士で白熱★ 3年生の希望からドッヂボールから始まりました。午前9時ごろから始まり、11時ごろまで体育館にてみっちりドッヂボールをしました。普段はクラス対抗やクラス内でドッヂボールをするので物足りなかったのか、ビュンビュンとボールが体育館に飛び交いました。剛速球をキャッチする1年生マネージャー。3年生に立ち向かってボールを投げ込む1年生と2年生。反撃する3年生。


★保護者も参戦★ これも3年生の希望で、急遽、保護者もドッヂボールに参戦しました。年末にケガをすると大変なので、入念にウォーミングアップした後、3年生チームに1・2年生の保護者、1・2年生チームに3年生の保護者が入り、総勢約50名の大ドッヂボール大会が始まりました。ちなみに監督の芦田も1・2年生チームに加入しました。これまでの指導の恩返しなのか何なのかわかりませんが、3年生チームの誰かがボールを持つと芦田を探し出し狙ってきました。また、娘(3年生選手)とその対戦相手である保護者のマッチアップ。保護者があてられると「晩飯抜きー」と。娘の投げるボールをキャッチして「まだまだだな!!」と。なにかストレスを発散する娘とその保護者の光景がそこらじゅうで見ることができました。 そんなこんなで、保護者参戦の大ドッヂボール大会は30分ほどの長期戦でした。





















平和について興味を持ち、自分で調べたり考えたりしようとしている姿勢がとても良いです。「平和」とは戦争がない状態だけでなく、一人ひとりが安心して生活できる社会のことも含まれます。さまざまな角度から平和を見つめることで、自分の生活や社会とのつながりに気づくことができます。
昨年は個人発表でしたが、今年はグループ発表になりますので、原稿づくりにも励んでいます。


11月21日(金)、立正大学付属 立正中学校・高等学校で開催された、第42回仏教主義弁論大会に参加しました。本校からは、中学3年生と高校1年生の代表生徒2名が弁士として登壇し、それぞれが日頃の学びや思いを自分の言葉で堂々と発表しました。
当日は参加校から20名の弁士が集い、仏教の教えを土台としながら、自身の経験や葛藤、そこから得た気づきや未来への決意について、熱意あふれる弁論を繰り広げました。一人ひとりの語りには個性があり、聴く側の心に強く訴えかける内容ばかりでした。
10代という多感で揺れ動きやすい時期に、生徒たちはさまざまな壁にぶつかり、時に傷つき、失敗や迷いを経験しながらも、その一つひとつと真摯に向き合っています。そうした体験を決して無駄にせず、自分自身を見つめ直し、次のステージへ進むための糧としている姿が印象的でした。
弁論を通して語られた言葉の数々からは、若者ならではの率直さと同時に、自分自身を見つめ直す姿勢と、成長しようとする強い意志が感じられました 。生徒たちが自分の歩みを言葉にし、他者と共有するこの機会は、発表者にとっても、聴衆にとっても大きな学びの場となりました。困難を乗り越えながら前に進もうとする生徒たちの姿に、私もまた大きな勇気と希望をもらう一日となりました。

賞状をいただきました

11/23(日)、栃木県清原球場で行われたヴィーナスリーグのイベントゲームに本校の5名が選抜されました。 試合はというと、各学年、それぞれのポジションで活躍していました。 高一選手の価値あるフォアボールからワンバンゴーの走塁がチームに勢いを与えました。 高校2年生投手のピッチングでは、追い込んだカウントで最後のインスラ見逃し三振は見ていて気持ち良かったです。 もう1人の高2選手は、選球した後のフォアボールとファーストの守備にてきっちりゴロを捌いていました。 高3選手は、スリーツーと追い込まれたカウントからの粘り。 もう1人の高3選手は、2打席目に初球を積極的に打ち、詰まりながらのしぶといヒットを放ちました。 皆、各カテゴリーでそれぞれの役割を果たしていたと思います。 いつもと違った緊張感の中での試合と他の高校の選手との交流や野球への意識などを経験できました。これを駒女の選手達に伝えて欲しいのと先頭に立ってチームを引っ張って行って欲しいです。 まだまだ駒女は発展途上です。自分がチームを強くするといった姿勢でこれからの練習や試合をこなしていってもらいたいと思います。 最後に、イベントゲームを企画運営してくださった全ての方々に感謝申し上げます。 本校硬式野球部HPはこちら



6年生対象の最後の入試直前説明会です。(3.4.5年生対象は2月からとなります)
各教科からの入試直前ワンポイントレッスンを始め、受験生の皆さんに安心して受験いただくためのご説明をいたします。
小学6年生でまだ来校されたことのない方には、教育内容の説明や、施設見学・個別相談も準備しています。
成道会とは、約2,500年前インドのお釈迦様が「仏陀」(目覚めた人)になられたことをお祝いする行事のことです。
お釈迦様は、最初から素晴らしい神様みたいな存在だと思っている人も多いかもしれません。しかしそうではありません。
お釈迦様はシャカ国の王子様(シッダールタ)で将来王様になることを期待されていました。身分は申し分なく裕福な生活を送りましたが、悩み苦しみの多い青年時代を送りました。そののち出家をし、6年間の苦行の後、菩提樹というとても大きな木のもとで8日間坐禅をします。その際に「悪魔」が登場します。
「悪魔」とは何か……それは悟りを開かせないように邪魔をする存在、のことです。
悪魔は、美女となってシッダールタを誘ったり、炎の矢を持った軍隊が現れて襲ってきたりします。そんな中、お釈迦様はあることに気づきます。「あ、これは自分の心が作りだした幻影だ」と。そう悟った瞬間、悪魔はふっと消えて成道した、と云います。
悪魔を頑張ってやっつけるのでもなく、自分の心が作りだしたのもだとはっきり自覚した瞬間、心の安心が現れた、苦しみから解放された、という劇的なシーンです。

お釈迦さまが悪魔の誘惑を乗り越えた姿を表しています。
これは私たちにも多くの示唆を与えてくれます。私たちは、ついダメな自分を否定して他者と比較し、劣等感を抱いたり羨んだりしますが、そうではなく、自分の思い込みを捨てた先に光り輝くものが、すでに自分の中にあることを教えてくれます。
悪も包み込み、一つになって荒波の人生を歩んでいく、その決意をお釈迦様から学びたいものです。

「散華の舞」で、場を清めます。

蜜湯、お菓子、お茶を捧げます。

成道の詩の朗読です。

代表によるお焼香です。

講話です。

「成道会の歌」を歌います。
中学1年生の総合的な探究の時間では、いよいよ発表に向けた準備が始まりました。これまでに考えてきたテーマをもとに、 各自が自分の興味・関心に基づいて設定した研究テーマについて、調査計画を立て、必要な情報を集める作業に取りかかっています。
今回の活動は個人単位で進められます。生徒たちは、インターネットや図書資料を活用しながら、信頼できる情報を整理し、分かりやすい資料づくりを目指しています。発表では、調べた内容を自分の言葉でまとめ、聞き手にしっかり伝えることがポイントです。
今後は、調査結果をもとにスライドや原稿を作成し、発表練習を重ねていきます。生徒一人ひとりが主体的に学び、探究心を発揮する姿を、ぜひ楽しみにしてください。

探究資料作成中!①

探究資料作成中!②

探究資料作成中!③

作成中の資料
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