国立音楽大学附属中学校・高等学校は、3月26日(日)に「春の教員演奏会」を行います。
本校では毎年、春と秋にレッスン担当教員による演奏会を開催しています。今回は完成したばかりの新2号館のスタジオにて、声楽・フルート・ピアノの演奏をお送りいたします。ぜひご来校ください。
事前予約制です。「こちら」のフォームからご予約ください。

【春の教員演奏会】
日にち:2023年3月26日(日)
開演:10:00
会場:新2号館スタジオ

国立音楽大学附属高等学校音楽科は、地域の皆さま方への日頃の感謝の気持ちを込めたコンサートを開催いたします。
ピアノソロからアンサンブルまで生徒たちが心をこめて演奏いたします。
現2号館での最後の公開コンサートです。未就学児もOKです。予約不要です。
皆さまのご来校をお待ちしております。

日時:3月11日(土)14:00~
場所:国立音楽大学附属中学校・高等学校 2号館スタジオ

1月27日(金)
今年度最後のコンサートの始まりは、モーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」より“お手をどうぞ”でした。音楽科2年が演じるドン・ジョヴァンニとツェルリーナ、男女の二重唱です。昨年末の芸術鑑賞では同じ演目を高校生は鑑賞したので、この曲を思い出した生徒もいたかもしれません。

次は中学3年と音楽科1年によるフルート二重奏でした。作品は音楽科3年の作曲専攻生が作曲した「Dolphin Circle」。2匹のイルカが海中でお互いに追いかけ合って遊んでいる中、海の情景が様々に展開していく。フルートの旋律は双子のイルカが会話するようなイメージで作曲したそうです。聴いていると海中のイルカたちの様子が目に浮かぶようでした。

最後はアルゼンチンの作曲家ピアソラの「鮫」。ヴァイオリン・チェロ・マリンバの編成で音楽科3年が演奏しました。ピアソラの趣味の一つであった「鮫釣り」が題名になっています。色々な編成で演奏されることのある作品ですが、ピアノやバンドネオンの部分を今回は、マリンバで演奏しました。マリンバのマレットが鍵盤の上で連なって見えるくらいの高速で演奏する部分もあり、3年生の実力を見たように感じました。

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〜ランチコンサートに出演して〜(出演生徒インタビュー)

今回、国立音高生としての最後のランチコンサートに出演させていただきました。

この曲を初めて聴いたのは中学生の時で、あまりの格好良さに衝撃を受け、「いつか絶対に演奏したい」と思っていたので、念願叶った機会でした。楽譜が元々ピアノとヴァイオリンのためのものだったので、マリンバのパートとしてメロディーラインを交代して演奏したり、アドリブで弾くような部分も作ったりました。試行錯誤しながらのアンサンブルは、とても勉強になりました。また、今回のような楽器の編成は他にはあまりなく、演奏の参考になるものがほとんど無かったため、自分たちで一から創りあげました。練習を通して色々な視点を得られた、大変刺激的な時間でした。そして、 タンゴはクラシックとはまた違う、独特なノリや音楽の雰囲気の良さがあります。それを聴衆の方々に触れていただき、今までに無い、新しい感覚を味わっていただけたと思います。(音楽科3年打楽器専攻)

 

1月25日(水)
今回のコンサート一曲目は、モーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」より”そよ風に”(手紙の二重唱)で始まりました。音楽科2年女子2名による重唱。伯爵夫人とスザンナの華やかできれいな歌声が生徒ホールに響き渡っていました。
続いて音楽科3年5名による演奏。作品はフランスの作曲家イベールの「3つの小品」。この作品はフルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・ホルンでの演奏が一般的ですが、ホルンの代わりにユーフォニアムで演奏しました。今日のコンサートで聴いた作品はCMやテレビ番組、映画などの挿入曲、効果音としてよく使われる、なじみのある曲が多く、お昼の憩いの時間を楽しい雰囲気で過ごすことができました。
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〜ランチコンサートに出演して〜(♪出演生徒インタビュー)
本来、木管五重奏はフルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットで編成されますが、学校にホルン専攻の生徒がいなくて困っていました。ですが同級生にユーフォニアムのお友達がいたので、この度ホルンパートをユーフォニアムで吹くという、珍しい編成でアンサンブルをしました。開放的な内装の3号館で、ランチコンサートにぴったりなイベールの木管五重奏を同級生と演奏できて、とても楽しかったです。
〜練習を通してのアンサンブルの楽しさと難しさ〜
アンサンブルの醍醐味であり楽しいところは、仲間とお互いの音を聴き合い、目の前の音楽を力を合わせて作っていくところだと思います。難しいのはお互いの音を聴くところです。これがなかなか思うようにできない時があり、個人個人がお互いの音を聴けないとアンサンブルが崩壊してしまいます。普段ソロをやっている私達にとって、アンサンブルはなかなか経験することの無い機会であり、とても勉強になるものだと思います。
〜仮装して演奏した工夫の意図〜
クラシック音楽は手が出しづらい、お堅いものだと思われがちです。その常識を覆すために、私たちは”音楽のレベル”は下げずに楽しい見た目で受け入れやすくするという作戦でイベールを吹きました。見た目を楽しくすることで、曲も楽しく聴こえるという効果があったかなと思います。
〜地域謝恩コンサートにも出演する宣伝〜
この度ランチコンサートで参加した木管五重奏は、地域謝恩コンサートで再び演奏する機会をいただきました。楽しく演奏したいなと思います。一人でも多くの方のご来場をお待ちしております。(音楽科3年クラリネット専攻)

音楽祭高校普通科は、生徒会主催の「音楽祭」を1月30日(月)5~7時間目に行いました。
コロナ前の音楽祭は、クラス合唱と部活や有志の発表を行う行事でした。今年の音楽祭は、吹奏楽部、Jazz部、合唱部、オーケストラ部、ダンス部と有志の「SCB」「Keserang Pasarang」の発表を行いました。クラブや有志団体は、日頃の活動の成果を発表でき、笑顔があふれていました。
また、準備や運営を行った生徒会のメンバーも充実した様子でした。

私たち中学ブラスバンド部は冬のスペシャルミニコンサートを本日行いました。
無事に開演できました事は部員をはじめ、そして保護者の皆様と学校関係者の方々のご指導、ご協力、ご支援の賜物と深く感謝しております。
本日は、カントリーロード、名探偵コナンのメインテーマ、恋の3曲を披露しました。
また、演奏だけでなく、学生指揮(生徒による指揮)や運営などもすべて部員で行いました。
たくさんのお客様に聴いていただき、とても充実した演奏会となりました。
まだまだ不十分な演奏でお聴き苦しい点が多いと思いますが、日々の練習を頑張っていきますので、皆様の暖かいご声援をよろしくお願いいたします。
22中ブラス冬のコンサート

本日、今年度の「合唱祭」を行いました。
現2号館での最後のイベントでした。高校音楽科では、年末の「くにたち音楽会・合唱」が終わった後の1月からの1.2年生の合唱の授業は、クラスに分かれて生徒同士で演奏を創り上げる合唱の授業になります。これまでは2号館スタジオに2学年6クラスが集まっての演奏会でしたが、コロナ禍ということもあり、演奏はスタジオで行い、鑑賞は各々のホームルーム教室でライブビューイングしました。3年ぶりの合唱祭ということもあり、どのクラスも熱の入った素晴らしい歌声がスタジオ内に響いていました。

♪生徒インタビュー記事♪
今年度の合唱祭で最優秀賞をいただきました、2年C組です。私たちが歌った「ネコのおくりもの」という曲は、日頃の感謝を伝える曲です。お世話になった方々へ、感謝の気持ちを込めて歌いました。演奏後、先生方からも今までで一番良い演奏ができていたと言ってくださり、嬉しかったです。
本番に向けての朝や放課後の練習では、指揮者や伴奏者を中心にみんなで改善点を出し合い、話し合いながら作り上げました。また、アイデアを出し合って、より曲の世界観に近づけるように工夫しました。限られた時間の中でそれぞれができることを見つけて練習に励みました。
最優秀賞と発表されたとき、みんなで泣いて喜びました。最初で最後の合唱祭、2Cのみんなで作り上げた合唱で、最優秀賞をいただくことができ、とても充実した音楽の思い出になりました。
2022音楽科合唱祭

IMG_20230111_160800中学校は、1月11日(水)に本校卒業生の中山よしえさんをお迎えして、進路講演会を行いました。
中山さんは現在、ボストンを拠点にプロデューサー・作曲家・編曲家・トロンボーン奏者・シンガーとして活動され、バークリー音楽大学コンテンポラリー・ライティング&プロダクション学科にて編曲法やボーカル編曲法を教えていらっしゃいます。
講演では、国立音楽大学卒業後にアメリカへ留学をされたこと、現在のアメリカでのお仕事や生活など、中山さんのこれまでの経験や体験を聴きました。
以下に講演を聴いた生徒の感想を一部掲載いたします。

中山さんのお話を聴き、「1つの楽器だけでなく、色々なものを勉強しても良いんだ」という新しい発見があった。むしろ、今 勉強していること以外に興味があるものを自分で研究した方が楽しそうだと感じた。
留学することで、自分の周りのもの全てが新しくて、良い刺激がたくさんある環境を経験できるのだと感じたり、私もしてみたいと思った。
(中3 K.I.)

留学は言語の壁だったり、習慣の違いがありそうで、大変そうだと思っていたけれど、それ以上のものを得られることを知って、留学してみたいと思った。
後の事を考えて挑戦することをやめたり、人の目を気にして一歩踏み出せなかったけど、やりたいことはやってみようと思った。
(中3 N.U.)

中山よしえさんについては下記のサイトをご覧ください。
Website: https://www.yoshie-music.com/about-jpn
Twitter: https://twitter.com/yoshie_nkym
Instagram: https://www.instagram.com/yoshie_nkym/
Facebook: https://www.facebook.com/YoshieMusic/
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCJGfAC7rkJ_GU55gKIOkARg

12/19(月)、高校普通科は進路ガイダンス(学部・学科説明会)を行いました。10の大学から先生や広報の方を講師としてお招きし、生徒に向けて、学問分野の特色、学ぶ内容やカリキュラム等について説明をしていただきました。生徒は事前に人文科学、社会科学、心理学・福祉学、児童教育、美術・デザイン、情報・データサイエンス、生命科学、医療・保健、トータルビューティ、音楽といった各学問分野の中から、関心のあるものを第三希望まで提出していました。この希望をもとに調整し、当日は生徒それぞれ、2つの学問分野のお話をうかがいました。
お話をうかがう中で、これまで希望順の高くなかった領域に興味を持ったり、知らなかった職業を知ったりと、様々な出会いがあったようでした。進学のイメージを持つ、たいへん良い機会になったと思います。これから冬休みに入りますので、各自進路研究を進めてほしいと思います。

 IMG_0615年の瀬が近づき、本校の生徒たちも冬休みに入りました。
 先日は、本校の主要な音楽行事のひとつである「くにたち音楽会」を、「ソロ・アンサンブル」の部と「合唱」の部の2日間にわたって開催しました。

 合唱の行事は、コロナ禍においてこれまで様々な問題に直面してきました。今年度も実施はできたものの、マスクでの本番は避けられず、風邪の季節ということもあって、無念の欠席を余儀なくされる生徒が少なくありませんでした。
 あるクラスでは、ソプラノパートに欠席者が集中してしまい、「本当にやるの?」という不安を抱えたまま本番を迎えました。バランスやボリュームの面での心許なさは残りましたが、それでも「舞台に立ってベストを尽くすこと」の大切さと向き合う生徒たちの声と表情には、特別な輝きがありました。
 伴奏ピアニストが当日の体調不良で出演できなくなってしまったクラスもありました。教員もまた、コロナ前なら少々無理をしてでも仕事を全うしたかもしれない状況であっても、今は大事を取ってお休みしなければなりません。しかし幸いなことに、本校にはこのピンチを救える教員が揃っています。急な代役とは全く感じさせない演奏に支えられ、生徒たちは安心して練習の成果を発揮できただけでなく、大きな刺激を受ける機会にもなりました。

 生徒同士、教員同士、また生徒と教員が音楽の力で互いにフォローし合って困難を乗り越えた、「アンサンブルのくにたち」らしい印象深い日でした。

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