5年生の現代社会の授業では、日本国憲法の平和主義について学んでいます。「過去の戦争責任を私たちが負うべきか」という問いに「今の私たちが責任を負うというのは納得がいかない」という答えが多かったのですが、「会社の責任を社員が負うべきか、これが家族であればどうか」という視点に置き換え考え直したところ、「永久にではないが、残った問題は次の世代が解決する必要があるかもしれない」と、世代間倫理の問題に踏み込んだ意見が出てきました。「戦争と平和」というテーマは、日本で暮らす私たちには抽象的で答えづらいものですが、基本的人権や国民主権について理解した上での授業とだけあって、政治に対して主体的に考えようとする姿勢がうかがえました。