6月11日（土）、1～5年生は芸術鑑賞会が行われ、中学生はラウラホールで落語を、4・5年生は国立劇場で歌舞伎を鑑賞しました。中学生は、落語に対して「お年寄りの方が楽しむもの」というイメージが強かったようですが、落語家の方の熟達した話しぶりにすっかり引き込まれ、大笑いしていました。伝統＝古いもの、と考えるのではなく、私たちの中に脈々と息づいている文化であるということを理解し、大切にする心を養ってほしいと思います。

現在、4年生の英語では“Writers without Borders”という話を読んでいます。これは、非日本語母語話者として初めて芥川賞を受賞した、中国出身の楊逸さん、文學界新人賞を受賞したイラン出身のシリン・ネザマフィさんなど、母語以外の言語で小説を書き、名誉ある賞を受賞した作家たちの話です。二人とも、日本に来たときはほとんど日本語を話すことができませんでしたが、積極的に日本人に話しかけ、日本人の輪に入っていくことで、高度な日本語能力を有するようになりました。普段私たちは、自分たちの会話力で相手に言いたいことが伝わるのか、会話を聞き取れるのか、発音がおかしくないかなど気にするあまり、ネイティブと会話することに消極的になりがちです。しかし、臆することなく会話の機会をつかむ二人の姿勢をヒントに、生徒たちにも「国境を超越した」真の国際人になってほしいと思います。（英語科担当者談）

本日も多くの生徒が、キックベース、バレーボール、バスケットボール、ドッジボール、テニス、卓球の朝練習をしています。全学年の生徒が、6月17日（金）に行われる球技大会に向けて、熱くなっています。本校の球技大会は、学年別対抗戦であるため、1年生から6年生のチームが学年ごとに団結して大会に臨みます。それぞれ中学優勝、高校優勝、そして総合優勝を目指していますが、低学年も、打倒上級生！という気持ちで頑張っています。大会運営や各ゲームの審判も生徒中心で行うため、綿密な打ち合わせや、ルールの徹底も大切な準備となります。当日は一人ひとりが全力を出し切り、互いをたたえ合うことができる良い大会になることを期待しています。（体育科担当者談）

中間テスト、英語語彙コンテストが終わり、1学期も後半となりました。現在、中学2年生の英語の授業では、比較を使った表現を学習しています。教科書や問題集だけでなく、身近なものごとも表現できるよう学習していきたいです。教科書で学習した後は、ライティングで自分の意見を表現する練習を行い、音読テストでは相手に伝わるように声に出すことをめざして進めていきたいと思います。（英語科担当者談）

6月5日（日）に、世田谷区中学校夏季大会が行われました。本校は、国士舘中学校との合同チームで出場し、喜多見中学校と対戦しました。各々が自分の持てる力を発揮したとはいえ、力及ばず、38対97で敗れました。今年度のバスケットボール部のスローガンは、”Break the limit!”です。今回の結果をバネに、次の試合に向けて更なる高みを目指して欲しいと思います。（バスケ部顧問談）

写真はテレビの取材、ではありません。6月2日（木）の放課後、本校を紹介する動画撮影を行いました。今回は、2・3・4・5年の中高生徒会会長・副会長が一人ずつ、レポーターとして校内の各所を紹介。テレビではないとはいえ、カメラマンはプロの方。「3、2、1、どうぞ！」「･･･はい、オッケー！」などのかけ声には迫力があり、本番には独特の張りつめた空気が。緊張してセリフをかむこともありましたが、さすが生徒会、皆おおむねソツなくこなしていました。完成は約3週間後ということなので、7月上旬にはHPにアップします。どんな仕上がりになるのか、どうぞお楽しみに!

現在、訪日外国人が増えてきていますが、2020年の東京オリンピックも見据えて、国土地理院が外国人向けの地図記号を作成したことをご存知でしょうか。1年生の地理的分野の授業では、「これから地図記号を作る」という2014年の新聞記事を読み、新たに作成すると記事の中で紹介されていたレストランやコンビニエンスストアの地図記号をグループごとに考え、ボードに描いて発表しました。発表後に、「正解」として今年3月に国土地理院から出された報道発表資料を読みました。結果を見た生徒たちは大盛り上がりでした。まずは自分たちで考えてから、情報を知るとより関心が深まりますね。（社会科担当者談）

6年生になると、英語の授業は週に7時間、また選択授業を含めれば最大10時間と大幅に授業時間数が増えます。その中で「英語コミュニケーションⅢ」は週4時間あります。速読の習得を目指すだけでなく、多様性に富んだテーマを扱うことで、題材で取り上げた人物（現在は外科医の天野篤医師）のものの考え方や経験に触れて、新たな価値観をも獲得できる機会となればと願いながら授業を進めているところです。ある程度の英語力がついてきた今、必要になってくる力は、要約する力、そしてそのまとめたものを自分の言葉で表現する力です。日々の授業で試行錯誤しながら、こうした積み重ねを大切にしてもらえればと思います。（英語科担当者談）

6月5日（日）、成城ホールで「TEENSプロジェクト　TEENAGE　CARNIVAL　2016」 が行われ、軽音楽同好会の5人のメンバーが出場しました。バンド名は「STRATOSPHERE」（ストラトスフィア）。これは「成層圏」という意味で、ちょうど5人の名前の頭文字が入っています。初めての参加でしたが保護者の方々の応援を受け、気持ちよく、楽しく歌っていました。（軽音楽同好会顧問談）

6月6日（金）の6時間目終了後、生徒会主催でバス路線集会が行われました。この集会は、生徒が利用しているバスの路線における問題点などを話し合う会です。生徒は、路線ごとに全校の指定された場所に集合し、学年の垣根を超えた班で話し合いを行いました。生徒のバスの乗車態度について、残念なことですが、外部の方からお叱りを受けることがあります。この話し合いが、公共の場所でのマナーや立ち居振る舞いを見直す機会となればよいと思います。（生徒会顧問談）