3学期の5年生世界史の授業では、14~18世紀のアジアの様子を学習しています。2月3日の(水)の授業では、学習範囲がオスマン帝国の話だったため、主にコンスタンティノープルの陥落を取り上げて授業を行いました。千年以上もローマ帝国の中心都市であり、幾度もイスラーム勢力や、北方の勢力の侵攻にも耐えたコンスタンティノープルが、敵軍の手に落ちた理由などを生徒と一緒に考えました。「陥落の決定的な要因は何だろう?」「人間の作ったものなんてそんなものだ!」など様々な意見を交わしながら授業を展開しました。一つ一つの事実は無味乾燥かも知れませんが、人間らしさやその時代の人々の失敗を伝え、生徒たちと意見を出し合いながら考えてみました。「そんなバカな!」なんて話が続くコンスタンティノープルの陥落については、生徒たちが歴史への興味やその見方を身につけるのに最適な話でした。(授業担当者談)

2年生の3学期の理科の授業では、「電流のはたらき」について学習します。3学期に入ってから4回目の実験では、豆電球2個、乾電池、電圧計、スイッチ、導線9本を使って電圧を測定する実験を行いました。初めは電気回路をつくるのに苦戦していた生徒たちも、実験を重ねる毎にすばやく組み立てられるようになりました。実験を通して、科学者が導き出した法則を暗記するのでなく、自ら見出していってほしいと思います。(授業担当者談)

ボランティア精神の育成を図る本校では、ただ「良いことをしよう」ではなく、一歩進めて、「本当に相手にとって必要なことを考えること」も大事にしています。2月4日(木)、1年生の社会の授業では、教員の学生時代に渡航したメキシコでの失敗談を話しました。メキシコの裕福な地域で服を集め、貧しい地域でバザーを開きました。地域の人に喜ばれて満足していると、その後貧しい身なりの女性がやって来て、路上に服を並べ始めました。しかしバザーが終ったあとでは誰も彼女の服を買ってくれませんでした。良いことをしたと思っていた一方で、一人の女性の仕事を奪ってしまったということに気づきました。生徒たちには教科教育だけでなく、「本当に必要なこと」を考える姿勢、そして、チャレンジして、失敗したらそこからたくさんのことを学ぶ姿勢を伝えていきたいと思います。(授業担当者談)

2月5日(金)、3~5年生では漢字検定を実施しました。「漢検がある!」ということを中学入試の間の休み(2/1~2)に入る前から生徒たちも意識しており、家庭でも学校でも時間を使って勉強していたようです。国語の授業でも、2~3級の漢字検定対策などを行なって準備を進めてきました。漢検が終わるとすぐに「○○ってどう書くんだっけ?」「△△出たね!」など、生徒たちは自分の成果を確かめ合っていました。漢字は文章を読み解いたり、表現したりするために必要な言語の基礎。一所懸命に生徒が覚えた漢字を使いこなせるように、教科を問わず、取り組んでいきたいと思います。
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子どもたちと地域の人と共に防災活動に取り組んでいたこと、避難の三原則など、片田先生のメッセージは生徒に深く伝わったようです。生徒の感想には「家に帰って災害に備えて家族と話し合いたいと思う」「自分にもできることを見つけたい」といったものが多くあり、一人ひとりが考えて行動する一歩が踏み出せたと感じています。当日は、地域の方も参加して下さいました。本校もこの地域の一角として今後もみなさまと日頃からつながりを深め、次に来る震災に備えて行きたいと思います。(担当者談)

前回のトピックス

4年生の「社会と情報」の授業では、「ブックトーク」を行っています。オススメ本のプレゼンテーションをするのですが、単にストーリーを伝えるのではなく、相手が「読んでみたい」と思うような発表にすることが目的です。相手の興味をひきつけるということは、簡単なことではありませんが、生徒は様々な工夫を重ねて発表に挑んでいました。アニメーションによって視覚的に注意をひきつけ、ナレーションで盛り上げる様子は、さながら動く紙芝居のようで、発表中には「おぉー!」という歓声もおこり、最後には「この本、気になる!」という声が上がる素晴らしい発表でした。
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書道部は今年も書初め展を行っています。1年生から4年生まで、自分の実力に合った作品を書きあげました。集中しながら書きあげた作品からは、書いた人の人となりが伝わってきます。字はその日の気分を表すように、毎日変わるもの。今回の書初め展は学内だけのものですが、日々の基礎練習で身につけた自己表現力を、毎年純花祭で多くの方々にご覧いただいています。純花祭での書道パフォーマンスは、部員みんなで書きあげるチーム作業で、部員の個性と調和のぶつかり合いです。1月の書初めから9月の純花祭までの間に、どのように作品が変わっていくのか、今からとても楽しみです。(書道部部長談)

1月21日(木)、5年生は4時間目にLHRを実施しました。今回は、進路の決まった6年生7名にゲストスピーカーとして来てもらい、それぞれの進路の決め方や、一般入試と推薦入試の力の入れ方、今後の勉強のあり方などについて話してもらいました。途中からはグループに分かれて、5年生それぞれが、自分の希望する進路に近い進学先の先輩の話を聞き、今後の具体的な道筋やこれから1年間の過ごし方について、理解を深めたようです。真剣に話しを聞く表情がとても印象的でした。(5年生担任談)

1月21日(木)に、マリアホールにて4年生のLHRを行い、来年度の5月に実施される修学旅行について、JTBの方にお話を頂きました。修学旅行の3日目に、10時から17時までテーマを設定して、長崎市中心地で班別行動を行ないます。まず、長崎の紹介DVDを視聴。「この場所知っている!」「ここに行ってみたい」などの声が上がりました。その後、利用交通機関や昼食、研修中の注意点などを詳しく説明して頂きました。今年度中に班員でコースを作成する予定なので、生徒たちは期待に胸をふくらませながら真剣に耳を傾けていました。(4年担任談)

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本校では次年度より、言語力向上を目ざすのための取り組みを全校でスタートさせます。これは総合的な意味でのコミュニケーション能力の向上を目的としたもので、「言語力ウィーク」(仮称)を各月に設定し、その週は朝読書の時間を使って、テーマに沿って「聞く」「話す」「伝え合う」のトレーニングを行います。さて、先週の 1月19日(火)~22日(金)は、5年生を対象に、次年度に先行する形で言語力ウィークの取り組みを行いました。テーマは、「女子会サービス」などの女性限定サービスが逆差別にあたるかどうかについて。初日は各自で考えを深め、2日目以降は個人・グループで意見交換や討論を繰り返して、それぞれの考えを深めました。生徒たちは、相手に自分の考えをわかるように伝えることの難しさや、物事の多面的な見方、論理的な展開などに集中的に取り組む機会を得て、パイロット版の取り組みとしては、まずまずの充実ぶりだったようです。(5年担任談)

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