7月8日（日）、オープンキャンパスが開催されました。体験授業ではフェアトレードで輸入されたチョコレートを使用したフォンダンショコラを作る家庭科などが人気でした。ただ、何かを作って食べるだけではなく、社会の問題解決のヒントになるような要素が盛り込まれていたのが、目黒星美らしさが現れている所ではないでしょうか。運動部や文化部でも来校者の方々に楽しんでいただこうと、積極的に声をかけたり一緒に歌を歌ったりと創意工夫を凝らしていました。目黒星美の良さである「生徒」の雰囲気を少しでもお伝えできていれば幸いです。

卓球部は、6月17日（日）に世田谷区春季大会に出場しました。この日は団体戦で、昭和女子と対戦しました。初の公式試合に出場したメンバーもいましたが、練習の成果を発揮していました。1年生は応援のみの参加でしたが、上級生から応援の仕方を教わる姿が見られました。結局、2回戦へは進めませんでしたが、どの生徒も現段階でのベストを尽くしていました。8月はカトリック大会、私学大会と大会が続きます。夏休みの練習を充実させて、各自技術面、精神面の両方において成長してくれることを期待しています。（卓球部顧問談。写真は昨年度の合宿のもの）

4年生の世界史では、フランス革命、ナポレオン戦争、ウィーン体制の崩壊までを1学期期末テストの範囲として扱いました。授業ではこの分野を通じて、人間の試行錯誤の様子を垣間見てきました。独裁政治後の政情不安、ナポレオンの登場は、当時を考えたときに、現代人としてもどうしてそのようになったのかを感情移入して考えやすい内容だと思います。ウィーン体制では、なぜナショナリズムやリベラリズムの広まりを、当時のヨーロッパの支配層は恐れていたのかを考えました。今とは異なる当時の状況がある一方で、現代にも通じるものを一つでも関連させて、歴史を身近に感じてほしいと思います。（授業担当者談）

今年度よりスタートした3年生のオンライン英会話。1学期のレッスンが終了しました。画面の向こう側にいる外国人の先生と英語で会話し続けるのはかなりの精神力を必要とするようですが、多くの生徒から「前回より会話が続いた！」「聴き取れるようになってきた！」等、上達の手応えの声を聞くことができています。自分の家族や趣味、日本のお薦めの場所や食べ物などを楽しそうに伝えている姿が印象的です。次回は2学期。扱う内容も少しずつレベルアップしていきますが、これからも意欲的に頑張ってほしいと思います。（授業担当者談）

1学期の締めくくりの活動として、6年生は現代文の時間にディベートを行いました。テーマは、「普遍的な言語は成立するか、そしてそれは世界を変えるのか」というものです。事前に考えを練る時間は決して多くはありませんでしたが、生徒たちは難解なテーマに真剣に向き合って互いに意見を交わし合っていました。実際のディベートでは、考えていたことをうまく言葉にまとめられず、反論等に苦戦する姿も多く見られました。言葉で「伝え合う」ことの難しさと大切さを改めて実感したようです。（授業担当者談）

7月2日（月）、1学期期末テストが始まりました。1階や2階のラウンジには、普段から自習で利用している生徒に加え、テストに備えていつもより早めに登校している生徒もおり、熱気と緊張感に満ちています。朝のHRでも、直前に気付いた疑問点などをお互いに教え合う様子も見られました。例年より早い梅雨明けと猛暑の到来で、1時間目から集中力がそがれる思いですが、1学期の締めくくりの山をしっかりと乗り越え、気持ちよく夏休みを迎えてほしいと思います。

ダンス部は6月24日（日）に行われた東京私立中学・高等学校協会「第43回創作ダンス発表会」に参加しました。中学生作品として「宇宙　未知の世界のその一瞬」、高校生作品として「指切り　私の運命」を発表しました。当日は、今まで練習してきた力を十分に発揮することができました。そして、中学の部、高校の部それぞれで奨励賞を受賞することができました。作品のテーマ探しから、音楽編集、衣装製作、振り付け、踊り合わせなど、みんなで力を合わせて臨むことができた喜びを一人ひとりが感じ、これからの活動に生かしてほしいと思っています。（ダンス部顧問談）

6月16日（土）、写真部はスカイツリーの麓にある、すみだ水族館に撮影会に出かけました。最近はポートレートやあまり動かない被写体を撮影していたこともあり、慣れない動く被写体に苦労していた様子でした。また、水族館は暗く思うように撮れないことも、難しさの1つです。それでも部員たちは、工夫を凝らして撮影していました。水族館での撮影は、どうしても水槽に張り付いて撮影したくなるため、周りへの配慮も大切なマナーです。撮影技術に加えてそうしたマナーも身につけてくれたら良いと思います。（写真部顧問談）

合唱部は、6月10日（日）にカトリック碑文谷教会で行われたチャリティコンサートに出演しました。このコンサートは、児童養護施設・星美ホームの子どもたちが使用するサローネ（講堂）建設のために、寄付金を集める目的で行われました。当日は、サレジオ会系の学校や教会の方々などサレジアン・ファミリーが一堂に会し、アットホームな雰囲気の中で歌うことができました。また、普段では体験できない教会の美しい響きも格別でした。今回集まった寄付金が星美ホームの子どもたちのために役立ててもらえれば嬉しいです。（合唱部顧問談）

6月25日（月）、目黒星美では期末テスト1週間前を迎えました。この日は朝からテストの時間割が各クラスで発表され、中間試験とは全く違う科目数に、わかってはいても悲鳴が上がっていました。職員室前のラウンジは、普段から“指定席”として利用している先輩や、勉強して分からなかったことを先生に聞くために朝早くから来ている中学生まで、色々な生徒で賑わっています。計画的に勉強をすすめて「日ごろの成果」を発揮してほしいと思います。