1年生の国語では現在古典を学習しています。生徒たちは古語や歴史的仮名遣いに苦戦しつつ、「竹取物語」の暗唱に取り組みました。全部暗唱できた人には拍手を送るなど、友だちと協力し合って学習に取り組む姿勢が見られ、非常に良かったと思います。「竹取物語」は高校1年生でも学習するだけでなく、古文は千年以上もの間日本文学を支えてきたので、授業を通して古典に親しみ、大切にする心を養ってもらえたらと思います。(国語科担当者談)
4年世界史では、ウィーン体制崩壊後の19世紀のヨーロッパを授業で取り上げています。ここでのキーワードは、ナショナリズムとリベラリズム。特にナショナリズムの問題は、現在ミャンマーのロヒンギャ問題やヨーロッパのカタルーニャ問題などホットな話題が多くあります。10月2日(月)の授業では、スペイン・カタルーニャ州の独立問題を取り上げ、GDPの格差問題やカタルーニャの言語が私たちがスペイン語と言っている言語とは異なることなどを紹介し、世界史を通じて、今世界で何がおこっているのかを紹介しました。やはり、最近のニュースを取り上げると授業を受ける生徒の目も一味違うように感じます。様々な工夫をしながら生徒たちが理解する実感を持てる授業を目指したいと思います。(世界史担当者談)
3年生の社会科では、世田谷区の災害対策課との協働防災授業に取り組んでいます。テーマは「未来の命のために、行動しよう!」。本校は災害発生時に備えて母子避難所の協定を世田谷区と結んでいます。最終的には、地域で役立ててもらえるような防災アイディアの提案を目指します。9月最初の授業では公民の教科書で学んだ「効率と公正」の考え方を応用して、食料の分配方法を考えました。想定したケースは「災害が起こり、あなたは地域の食料配給班のリーダーになりました。100人の人が食料の配布を希望していますが、今日はお弁当が50個しか届かないことが分かりました。」このような状況に直面した際に、どのような分け方が良いと考えるか意見を出し合いました。災害時は何が「ベスト」の答えかは、後からしか分からないことが多くあります。必要とされるのは、できるだけ多くの立場から選択肢を考えて、より良い道(ベター)を選ぶ力です。(社会科担当者談)
9月18日(月・祝)に今年度の純花祭は最終日を迎えました。純花祭2日目は最高の晴天の中で迎えることができました。この2日間、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。テーマ「Infinity」の通り、準備から片づけまで無限の力を発揮できた、最高の純花祭になったと思います。後夜祭で達成感と笑顔に満ちあふれた皆の顔をみたとき、本当に嬉しかったです。純花祭は楽しさだけではなく、嬉しさや驚き、感動を与えてくれる行事です。こうしたことが、多くのお客様とともに様々な世代の卒業生の方々が訪れてくださる理由の一つだと考えています。純花祭を通して、一つの行事に対する私たちの熱意と、目黒星美のあたたかさを皆様に知っていただけたら幸いです。最後に、純花祭に携わってくださった方々、本当にありがとうございます。(純花祭実行委員長談)
ページ
TOP