3年生の英語の授業では、speakingとwritingの能力を高めるために、picture describingという活動を行っています。まず、教科書の内容を解説する前に、そのレッスンの挿絵を見せます。生徒は、その絵を見て英文をノートに書きます。最後に、生徒が作った英文をモニターに写し、添削します。イラストの情報量が少ないとき、生徒は苦労していますが、そんなときこそクリエイティブな内容の例文が出てくることが多いです。生徒の柔軟な発想に教員が驚かされることもたびたびあります。この活動を通して、英語力だけでなく、思考力も高めてくれることを期待しています。(英語科担当者談)

1学期が始まり、5年生の選択世界史では、古代から授業を実施しています。先日は、古代の人々の宗教観の話をしました。メソポタミアとエジプトの人々の宗教観と、それぞれの地理的な条件は関係があるのか?という仮説的な話には、生徒たちも興味をもってくれたようです。また、5年世界史では、授業の最初に生徒たちに予習してきたものを板書してもらっています。教科書などを使って予習してきても、微妙な濁音や漢字など、意識をしていないと間違えて書くことがあります。生徒たちの入試を考えると、間違いを今のうちにして、次に間違えないようにすることが大切です。世界史選択者のみんなで意識し合いながら、このまま和気あいあいと授業をしていければと思います。(世界史担当者談)

1年生の授業がスタートしました。理科で最初に学習するのは、身のまわりの生物についてです。日当たりのよいグラウンドの周りには、タンポポやカラスノエンドウなどが見られます。初めて使うルーペで、花や葉のつくりをじっくり観察して、スケッチをしました。また、校舎の周りにどのような植物が生息しているか、簡単な生物地図を作りました。日陰なども観察し、場所による植物の違いがよく分かったようです。天気もよく、時々便覧で植物を調べながらみな楽しそうに観察していました。(理科科担当者談)

4月11日(火)、部員の発案で、写真部ではみんなで一つの写真を作り上げる活動をしました。バルブを使用して長時間露光し、その最中にペンライトを使って文字を書くというものです。部員たちは1年生を交えて四苦八苦しながら「PHOTO」の文字を作り上げていました。写真を撮るときには色々と考えて仕上げていかなくてはなりませんが、今回はそのいい経験になったと思います。こうした活動を通じて写真を考えて撮る楽しさに触れてくれたらと思います。(写真部顧問談)

4月11日(火)から毎週火曜日に行われる「天声人語デー」が始まりました。これは朝読書の時間に朝日新聞の「天声人語」を専用のノートに書き写し、感想や漢字の意味調べなどを行うものです。2020年の入試改革を見据えて「記述力」「表現力」「語彙力」を高めるという意図で取り組んでいます。対象は3・4年生全員と5・6年生の希望者です。短い時間でしたが、生徒は集中して一文字一文字、丁寧に書き写していました。この積み重ねが記述力の向上だけでなく、生徒の見識を広げる活動となることを願っています。(進路指導部談)

4月6日(木)から10日(月)まで、1年生オリエンテーションが行われました。クラスでの自己紹介に始まり、学校の決まりや一日の流れを確認し、目黒星美学園で過ごす6年間に必要なことを1年生は覚えていっています。3日目は、生徒どうしの親睦を目的としたレクリエーションを砧公園で行いました。満開の桜を眺めつつ、初めは緊張していた生徒たちもすぐに打ち解けて、元気いっぱいにゲームや大縄、ムカデ競争などに興じていました。レクリエーションを通じて、クラス内や、他のクラスの生徒たちとも新しい友だちの輪ができたのではないかと思います。(1年担任談)
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3月26日(日)にダンス部のOG会を行いました。1965年に創部して以来、初めての企画となりました。歴代の顧問の先生、16期生から52期生までの30名の方が参加してくださいました。OG会の前半は、在校生によるダンス発表でした。在校生は歴代のOGの方が観るということで緊張していましたが、若さあふれるパワフルなダンスと心をこめたダンスを発表することができ、達成感を得ることができました。OG会の後半は懐かしいビデオを観たり、基本練習曲を一緒に踊ったりして、あっという間に時間が過ぎてしまいました。思い出を語り、近況報告をし、年齢をこえ、繋がりを感じる時間がもてたことに感謝申し上げます。初めてのOG会でしたが、OGの皆さま、ご多忙の中、参加し盛り上げてくださり、ありがとうございました。今後も会を継続させ、互いが励まし合えるような時間をつくっていきたいと考えております。(ダンス部顧問)
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3月27日(月)に生徒12名が、日本赤十字社東京都支部の防災ワークショップで講師を勤めました。都内の教員、赤十字関係者など約100人が参加した大きな研修です。最初は緊張する、と言っていた生徒たちも、それぞれの言葉で東北で学んだことや防災の重要性を伝えるうちに、だんだんと熱がこもっていきました。生徒たちの思いを受け取り、「学校に持ち帰って生徒たちに話します」と言ってくださる先生も多く、生徒たちは手ごたえを感じたようです。伝えたいという思い、また若い力は社会を動かす原動力になると確信しました。(担当者談)

最終日となる3月25日(土)は、名取市閖上(ゆりあげ)地区を訪れました。今回、地元の高校生に語り部ガイドをお願いし、タブレットやARグラスを使って震災直後の写真を見せていただきました。参加者は驚きの声を上げていましたが、実はこれは生徒さんのアイディアが形になったもの。高校生の思いや柔軟な発想は素晴らしいなと改めて思いました。地域のために頑張る同世代の高校生の皆さんとの出会いは、生徒たちにとっても良い刺激になったようです。学年もバラバラのメンバーが集まって始まった研修。同じ時間を過ごす中ですっかり学年を越えて仲良くなりました。帰りのバスの中では、この研修を通してお世話になった方々のお名前をみんなで書き出し、どれほど多くの方が自分たちの活動を支えてくださったかに気づきました。ご協力くださった皆さんに感謝しながら、今回の学びを地域の中で伝えていきましょう。(担当者談)

4月6日(木)、1~5年生が実力テストや模擬試験、各種オリエンテーションや新入生歓迎会などを行っている中、6年生のみが授業を開始しました。まだ最上級生になった実感がない生徒がいる一方で、受験生としての自覚を一層強め、神妙な面持ちで授業に臨む生徒も散見されました。6年生になると英語の授業は選択授業を含めて3種類、10時間にもなります。今日はそのうちの2種類、2時間の英語の授業がありました。自分の希望の進路の実現は、一時間一時間の授業を大切に、課題や確認テストに誠実に向き合うことから始まるのだということを肝に銘じて、夢に向かって邁進してもらいたいです。
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